【宿曜】その他の分類まとめ「二大財運星」「三大幸運宿」「三大美人星」「三大遊楽宿」「三大ヤクザ星」「六大強宿」

宿曜占星術における、様々な分類わけを一覧にしてまとめました。

 

 

 

 

「二大財運星」

 

二大財運星」に該当するのは、「觜宿」「房宿」の二つの宿です。

二大財運星」とは、文字通り“財に恵まれた宿”のこと。この二つの宿は他の宿に比べ、財運と金運が非常に恵まれているとされています。

ただ、「觜宿」が努力をして頭を使い、自分の力で財を築いていくのに対し、「房宿」は生まれつき環境に恵まれていたり、運で物や財を引き寄せます。なので、同じ恵まれた財運の持ち主でも特徴は異なるようです。

 

「三大幸運宿」

 

三大幸運宿」に該当するのは、「昴宿」「翼宿」「斗宿」の三つの宿です。

三大幸運宿」とは、文字通り生まれつきの“幸運に恵まれた宿”のこと。この三つの宿は運を味方につけているといわれ、他の宿よりもチャンスや環境に恵まれたり、名誉運や財運にも恵まれるなど、何かと幸運に恵まれているとされています。

共通して幸運に恵まれていますが、曜日によっては苦労する傾向があったり、宿ごとに異なる特徴もあります。

昴宿」は、三つの宿の中でも“特に幸運”とされ、人間関係や環境、名誉運、引き立て運に恵まれます。たとえ困難なことが起きても人に手を差し伸べてもらえやすく、目上や有力者にも好かれやすいので、出世などのチャンスに恵まれます。何事もいい方へ向かいやすい運勢の持ち主でしょう。

翼宿」は、棚ぼた的なラッキーというよりも“安定した運勢が幸運”とされます。そのため、大きな失敗という経験は少ないでしょう。中年期にやや運勢が下降気味になりますが、幼少期や青年期、晩年には豊かで穏やかな生活が送れます。名誉運もあり、誠実でコツコツ自分の道へ努力するので、周囲からは慕われ尊敬されることも多いです。

斗宿」は、幼少期から青年期の間に不遇を受けるため、幸運の実感がそれほどわかないかもしれません。ですが、実は“強い運勢の持ち主”です。人間関係に恵まれ、望まなくとも引き立てられ、出世などのチャンスに恵まれます。また、「昴宿」と同じく本当に窮地に陥った際には必ず助けの手があるのも特徴。晩年に向かうにつれ、運が開き、財運や名誉運、地位に恵まれるでしょう。

 

「三大美人星」

 

三大美人星」に該当するのは、「畢宿」「張宿」、「房宿」の三つの宿です。

三大美人星」とは、文字通り“美人が多いとされる宿”のこと。この三つの宿はとりわけ、他の宿よりも美人が多いとされますが、宿ごとにタイプの違う美貌の傾向があるようです。

◆「畢宿」は、派手さは無いものの、素朴で知的な雰囲気が漂う美人が多いとされています。容姿端麗で気取ったところがありません。庶民派な和風美人ともいわれ、日本人好みの美人が多い傾向もあるようです。

◆「張宿」は、華やかで派手な美人が多いとされています。人目を惹く女王様的な強いオーラ、存在感を放つタイプとも。男性顔負けの気風のよさから、男っぽい美人が多いともいわれるようです。

◆「房宿」は、清楚系というより、独特のフェロモン漂う品のある美人が多いとされます。別名「男殺しの星」ともいわれ、たとえ容姿に恵まれなくてもその妖艶な魅力から異性が放っておかないタイプとも。メイクやファッションで、色っぽく変わるともいわれます。

 

 

「三大遊楽宿」

 

三大遊楽宿」に該当するのは、「角宿」「危宿」「壁宿」の三つの宿です。

尾宿」を加える説もあります。

三大遊楽宿」とは、何よりも“遊びが大好きな宿”のこと。他の宿よりも楽しいこと、面白そうなことにのめり込みやすく、賑やかなことが大好きな人です。一見真面目そうでもギャンブル、夜遊びなどに溺れる危険性があるため、注意が必要になります。

 

「三大ヤクザ星」

 

三大ヤクザ星」に該当するのは、「氐宿」「箕宿」「虚宿」の三つの宿です。

※本来三大とは付けませんが、他と同じく三宿なので付けました。

三大ヤクザ星」とは、文字通り“やくざの親分のような気質をもった宿”のこと。短気で喧嘩っ早く、相手に威圧感を与えるタイプとされています。敵だと認識した相手には攻撃的になりますが、豪快で太っ腹なところがあり、頼ってくる目下には面倒見のよさを見せるので、自然と慕われることも多いようです。

 

「六大強宿」

 

六大強宿」に該当するのは、「畢宿」、「亢宿」「尾宿」、「箕宿」、「室宿」「胃宿」の六つの宿です。

六大強宿」とは、文字通り“強い宿”のこと。「六大強宿」に関しては情報が少なく、出どころも不明なところがありますが、運勢が強いということではなく、体力や精神力が他の宿よりも強いとされています。