【日干支】「甲子」の性格・特徴・恋愛・適職・有名人など【六十干支】【四柱推命】

六十干支のひとつ「甲子」について解説していきます。

「甲子」
日干支が「甲子」の性格・特徴
日干支が「甲子」の恋愛・結婚
日干支が「甲子」の適職
日干支が「甲子」の有名人

「甲子」

読み方	きのえね、こうぼくのねずみ
干支番号	１
天干	甲(=大木、樹木)
地支	子(=真冬、水)
象徴	真冬の大木、水辺の樹木など
十二運	沐浴
空亡	戌亥
納音	海中金
異常干支(算命学)	－
三業干支(算命学)	不族の業
その他	－

日干支が「甲子」の性格・特徴

「甲子」の性格・特徴をわかりやすくまとめると…

point

初代運の持ち主
せっかちな行動派
明るいムードメーカー
正義感が強くて真面目
プライドが高い

初代運の持ち主

まっすぐと伸びた木のような一本気さをを表す「甲」と、知恵や行動力を意味する「子」。その要素を併せもった「甲子」は、六十干支の中では“一番目に位置する干支”です。そのため、日干支が「甲子」の人には「初代運」の質が備わっているとされ、自分の代で始めた事が成功しやすいといわれています。

性格的にも自分の信じた道へまっすぐに突き進むタイプで、組織内で働くというよりは、自らの手で新しい事を始めていくほうが性に合っているでしょう。財力や運の強さがあるので、社会的にも成功を収めやすいです。

せっかちな行動派

「甲子」の人は、行動力のある地支の「子」と、同じく行動的でスピーディーな十二運の「沐浴」を併せもつため、かなりせっかちで行動派なのが特徴です。常に動き回っているので、タフな印象をもたれることも少なくないでしょう。

思い立ったらすぐに行動に移す人で、何事にも“即断即決”。ずっと同じ場所にいるような人ではありません。瞬間的に好き嫌いを判断したり、直感で欲しいと思った物は衝動買いしたりします。ただ、瞬発力には長けているものの、そのぶん諦めが早かったり、早とちりをしやすいところも。でも「甲子」は、本来忍耐力があるタイプなので、その部分を活かせば長続きさせることも可能です。

明るいムードメーカー

迷ってる暇があるなら即行動！と考える「甲子」は、常に前向きで明るいです。行動して、もし失敗したとしてもそれほど落ち込まず、何事もポジティブに捉えていきます。

会話上手で人の懐に入るのも上手く、人付き合いでは“ムードメーカー的存在”になることも多いでしょう。オシャレで華やかな雰囲気をもつこともあるので、周囲から引き立てられ、人気者にもなりやすいです。まっすぐで純粋なところのある「甲子」には、人目を惹く存在感があり、何となく憎めない印象も周りに与えるでしょう。

正義感が強くて真面目

一本気な性格の「甲」と知恵を意味する「子」を併せもつ「甲子」は、正義感が強く、真面目な部分もあります。正直者で、自分にも他人にも不正や嘘を許さず、何事にも白黒ハッキリさせようとするところがあるでしょう。

また、行動的な反面、案外冷静に物事を考えていて、コツコツ勉強に励む“努力家”なところもあります。考え方も古風な傾向にあり、宗教に関わる人も多いようです。頑固で理屈っぽいところはありますが、穏やかで嘘のない人柄なので憎まれることは少ないでしょう。

プライドが高い

基本明るくて穏やかな「甲子」の人ですが、一方で気が強くて“プライドが高い”一面があります。自分の考えや行動に自信があるために、恥をかきたくないという気持ちが強く、自信過剰にもなりやすいです。態度が大きく見られやすいので、生意気な印象をもたれることもあるでしょう。

ただ、その高いプライドは、“内向的で繊細”な内面が影響しており、常に孤独を感じてる人も少なくないようです。命式にもよりますが、水浸しの木の状態から、根が不安定とか、根腐れしやすいともされるため、考えすぎて視野が狭くなったり、波乱な人生を送りやすいともいわれています。ですが、元々行動的で忍耐力のある「甲子」なら、むしろ厳しい環境に飛び込むぐらいのほうが生き生きとしてくるでしょう。人への感謝や謙虚な気持ちさえ忘れなければ、本来の強運と良い協力者に恵まれます。

日干支が「甲子」の恋愛・結婚

明るくて行動的な「甲子」は、見た目も若々しく、華やかな雰囲気をもつことが多いです。そうでない場合でも、人の目を惹く存在感・魅力があり、モテます。そのため、告白されることが多かったり、常に恋の相手が途切れないという人も少なくないでしょう。人懐っこいキャラクターで恋愛にも積極的なので、男女共に“恋多き人”だといえます。ただ、本命となると慎重になり、一人の相手に決めたときには一途で真面目な対応を見せます。

女性の場合は、寂しがり屋な部分と気の強さが同居しているため、浮気を疑ってキツイ言動をしてしまったり、相手の気持ちはお構いなしに仕切ったりします。なので、そういった部分を受け入れてくれる寛容な相手を選ぶか、優しい言動を心掛ける必要があるでしょう。タイプは、繊細な人を好む傾向にあるようです。

男性の場合は、プレイボーイな面がある一方で、実は慎重で真面目なところがあります。なので容姿が派手だったり、可愛らしい人を好みやすいですが、結婚となると控えめで従順な相手を選ぶようです。

「甲子」は、男女共に“家系と結婚に問題が生じやすい業をもつ”といわれる「不族の業」に該当する干支です。そのため、家族(家系、一族)がまとまりにくかったり、婚姻を結ぼうとすると波乱が生じやすかったりします。子供に関する問題も抱えやすいのですが、「甲子」の場合は、離婚したとしても次の出会いに恵まれやすいともいわれています。

日干支が「甲子」の適職

目標をもつと、それに向かってまっすぐに突き進む「甲子」。性格的には、企業に勤めて従順に働くというより、独立して事業を起こしたほうが合っています。強運なうえに、感受性が鋭くセンスもいいので、起業家として成功しやすいタイプでしょう。勉強家なので様々な分野に適性がありますが、常にスピーディーに動き回る「甲子」には、航空関係や鉄道関係などの動くことに関係した仕事が特に向いています。

感性に恵まれた「甲子」は、人から注目されやすい“華やかな雰囲気”をもつことも多いため、芸能界にも向いています。また、社交的な性格と海外縁のある「沐浴」の影響から、外交官や通訳のような仕事でも活躍できるでしょう。

逆に、「甲子」に向いていないのは、お堅い仕事といわれるような仕事だといえます。常にスピーディーに動き回る「甲子」は、せっかちで早とちりしやすく、些細なミスをしやすいタイプ。それに警戒心にも欠けるため、警察官や裁判官、弁護士や会計士といった堅い仕事には向いてないです。なので丁寧さと、職場の人への接し方には十分に気を付ける必要があります。ですが、向上心の強い「甲子」は、早いうちから進路を決めておけば、元々は真面目な努力家なので順調に成功へと進むことができます。