【日干支】「戊辰」の性格・特徴・恋愛・適職・有名人など【六十干支】【四柱推命】

六十干支のひとつ「戊辰」について解説していきます。

「戊辰」
日干支が「戊辰」の性格・特徴
日干支が「戊辰」の恋愛・結婚
日干支が「戊辰」の適職
日干支が「戊辰」の有名人

「戊辰」

読み方	つちのえたつ、ぼどのたつ
干支番号	５
天干	戊(=山、山岳)
地支	辰(=春の終わり、湿った土)
象徴	春の土用の山、広大な山岳など
十二運	冠帯
空亡	戌亥
納音	大林木
異常干支(算命学)	－
三業干支(算命学)	参籠の業
その他	専旺干支、日徳

日干支が「戊辰」の性格・特徴

「戊辰」の性格・特徴をわかりやすくまとめると…

point

存在感がある
穏やかでマイペース
喜怒哀楽が分かりやすい
面倒見のいい親分・姉御肌
プライドが高い

存在感がある

どっしりとそびえ立つ不動の山を表す「戊」と、草木が一段と勢いづく、晩春から初夏の間の土用の季節を意味する「辰」。その要素を併せもった「戊辰」は、“春の土用の山”に例えられ、悠然とした存在感と強烈な個性が特徴になります。

細かいことは気にしない楽天的な性格で、ゆったりとした穏やかなイメージを人に与えるでしょう。でも、内側には高いプライドと強い自尊心があり、負けん気も強いです。そのため、ゴツゴツとした山岳のような、重厚で厳つい雰囲気の人もいます。ですが、草木が生い茂る山には多くの生き物が集まるように、「戊辰」の人も明るさや愛嬌で、多くの人々を引き寄せる力があります。木は土を剋すため、草木が育つ過程では苦労を経験しますが、その試練を乗り越えることで強い精神力と成功を手にします。「戊辰」は、斬新で独創性のある個性、才能を活かして、“カリスマ的存在”になることも少なくありません。

穏やかでマイペース

自信家な「戊辰」は、独立心が旺盛で、自分の力で人生を切り開いていこうとする、“強い意志と精神力の持ち主”です。そのため、何にも動じない山のような、どっしりとした雰囲気と穏やかさを感じさせます。また、目標が定まっていなかったり、強い運(冠帯)が陰転して、内向的、穏やかな印象に見られるという場合もあるでしょう。

でも「戊辰」は、基本的には自分の考えをしっかりもっていて自信もあるタイプ。なので、目標さえ定まれば、一直線に突き進んでいくパワーと行動力を発揮します。場合によっては、大胆な行動も躊躇わないでしょう。ただそのぶん「戊辰」は、人の意見に耳を貸さない頑固さがあり、人とペースを合わせることが苦手。急かされたり、即断即決といったことも苦手でしょう。“マイペース”なので、組織や集団で行動するよりも、単独行動のほうが合っています。

喜怒哀楽が分かりやすい

行動と思考が一致している「戊辰」は、感情がそのまま顔や態度に表れる分かりやすい人です。人当たりが良く、穏やかな印象をもたれることが多いのですが、内側には攻撃的で勝ち気なところがあり、感情の起伏も激しいです。人の好き嫌いも激しいため、気に入った相手には優しい世話好きな面を出しますが、その反面気に入らない相手には冷たく接することがあります。

批判精神も旺盛なので、怒ったときのその過激さや言葉のキツさから、人に怖がられることもあるでしょう。また、他人の心情には疎い一方で、「戊辰」自身は繊細なところがあり、意外と脆く傷付きやすいです。ですが、楽観的なところや図太さもあり、褒められると機嫌が良くなります。

面倒見のいい親分・姉御肌

人の好き嫌いは激しい「戊辰」ですが、一方で人に頼まれ事をされると断れない、“お人好し”なところがあります。根が純粋で義理人情にも厚いため、頼ってくる相手にはとても親身になり、大切にしてくれます。そのため「戊辰」は、仲間や家族を大切にする、面倒見のいい“親分・姉御肌”の人が多いです。

また、正義感が強く、ウソや不正などの曲がったことが大嫌いな人なので、仮に理不尽な目に遭っていたとしたらそれもきちんと対応してくれるでしょう。筋を通すタイプなので、誠実で約束も守ります。でも、あくまで“自分は自分、他人は他人”というスタンスなため、自分も大切にしています。そのため、人によっては冷たく感じられる場合もあるでしょう。ですが、その素直な人柄が人に好かれることも多いです。

プライドが高い

「戊辰」は、十二運では「冠帯」という血気盛んな若者や、位のある女王を表す星をもつため、とても“プライドが高い”のも特徴です。なので「戊辰」は、人に意見されるのが好きではなく、体面を気にする傾向にあります。人に遅れをとったり、軽んじられるということを嫌うでしょう。

カッコ悪いことも嫌うので、外見はオシャレでスタイリッシュな人が多いです。でも、高い理想と現実でのギャップに苦しみやすく、中にはプライドばかりが目立つタイプや、偏屈で人を見下すような態度を見せるタイプもいるでしょう。そのため、謙虚な態度と人の気持ちを汲み取る努力は必要です。ですが、一方でお人好しなところもあるため、騙されたり、利用されたりもしないように注意したほうがいいでしょう。でも、元々は「戊辰」は“強運の持ち主”なので、ピンチには強く、粘り強く努力することを怠らなければ大成できる人です。

日干支が「戊辰」の恋愛・結婚

明るくて人当たりのいい「戊辰」は、礼儀正しいうえに、オシャレでスタイリッシュな人が多いので、男女共にモテる傾向にあります。明るくてオシャレな人なので、楽しい付き合いを求めたり、相手のファッションやセンスなどを気にするでしょう。好き嫌いはハッキリしているので、好みではない相手と付き合うことは少ないですが、好みだった場合は自分からアプローチしていきます。愛情深いので、付き合えばパートナーを大切にし、楽しませようと努力するでしょう。

女性の場合は、おっとりした落ち着きがある人で、男性からモテます。でも、相手への理想が高く、一緒にいても恥ずかしくない知的で洗練された人を好み、経済力や社会的な立場なども重視しています。決断すると早いので、電撃結婚することもあり、恋人のような夫婦でいようとするでしょう。ですが、理想と現実との違いで不満を抱えやすいです。

男性の場合は、世話好きな好青年タイプが多く、女性の場合と同様モテます。好き嫌いは激しいのですが、お人好しなところがあり、悪人に引っ掛からないよう注意が必要です。恋愛では相手の容姿やセンスの良さで判断していきますが、結婚となると気遣いができる相手を好みます。結婚生活では、家事や育児にも参加するほうですが、理想との違いで悩むこともあるでしょう。

「戊辰」は、男女共に仕事や結婚、人生で何らかのしがらみがあるとされ、なかなか自由がきかないといわれています。ただし、再婚で幸せになるケースもあります。

日干支が「戊辰」の適職

個性の強い「戊辰」は、“独特の感性の持ち主”でもあり、そのセンスを活かした仕事が適職です。流行に敏感なオシャレでスタイリッシュな感性は、デザイナーやモデルなどのファッションの分野で活躍ができ、画家や漫画家などでも斬新なアイデアを活かせます。情報収集能力も高いので、記者やマスコミ関係などの仕事も向いているでしょう。誰も思い付かないような発想ができる「戊辰」は、独立精神も強いため、起業する人も多いです。

また、「戊辰」は、“重厚感のある存在感と愛嬌”を兼ね備えているので、その魅力でアイドル的存在としても芸能界で活躍できます。正義感が強く、会話も流暢に話せるため、弁護士や外交官といった仕事も適職だといえます。負けず嫌いで上昇志向の強い「戊辰」は、ライバルがいたり、競争が求められるような仕事だと、能力をより発揮できるでしょう。

逆に、そんな「戊辰」に向いていないのは、自分らしさを発揮できない仕事だといえます。決められた作業だけを行うルーティンワークや、公務員のような真面目で堅い仕事では、自由に働くことができないのでストレスが溜まりやすいです。プライドも高いので、水商売なども向かず、ツメが甘かったり、高い理想を掲げるので現実との違いで苦労することも多いでしょう。ですが、元々は困難に屈しない“強い精神力と運”をもっているので、時間は掛かかっても、途中で物事を投げ出さず、努力をしていけば成功を手にできます。