【日干支】「丁未」の性格・特徴・恋愛・適職・有名人など【六十干支】【四柱推命】

夏の終わりの灯火

六十干支のひとつ「丁未」について解説していきます。

「丁未」
日干支が「丁未」の性格・特徴
日干支が「丁未」の恋愛・結婚
日干支が「丁未」の適職
日干支が「丁未」の有名人

「丁未」

砂漠を照らす月

読み方	ひのとひつじ、ていかのひつじ
干支番号	４４
天干	丁(=月、灯火)
地支	未(=夏の終わり、乾いた土)
象徴	晩夏の灯火、砂漠を照らす月など
十二運	冠帯
空亡	寅卯
納音	天河水
異常干支(算命学)	－
三業干支(算命学)	徳攻の業
その他	－

日干支が「丁未」の性格・特徴

「丁未」の性格・特徴をわかりやすくまとめると…

point

掴みどころのない我が強い人
喜怒哀楽が激しい毒舌家
人情に厚い
感受性が鋭く情報に敏感
自信家な反面、迷いやすい

掴みどころのない我が強い人

神秘的な月や灯火を表す「丁」と、夏の終わりや乾燥した土を意味する「未」。その要素を併せもった「丁未」は、“晩夏の灯火”に例えられ、掴みどころのない我が強い人になるのが特徴になります。

夏の終わりの灯火や月明かりということで、「丁未」は、見た目的には穏やかで控えめな印象を与えやすく、人当たりも良いです。優しくて社交的で、親しみやすい気さくな面もあるので、好印象をもたれることが多いでしょう。でも、中身は自分の意見を絶対に曲げないような“勝ち気で我の強い人”であり、見た目と中身にギャップがあります。情熱的で正義感が強く、たとえ目上の人物であっても意見をするような反骨精神旺盛な性格で、様々な事にチャレンジしていく行動力にも溢れています。ただ、気分屋で、自分の事についてはあまり話さないところもあるため、周りからすると理解できない言動、行動をしているように見えて、掴みどころのない人にも思われやすいです。

喜怒哀楽が激しい毒舌家

穏やかで大人しそうな見た目でも、中身が意志強固な「丁未」は、揺らめく灯火のような気分屋でもあり、感情の起伏はかなり激しいです。元々が好き嫌いがハッキリしている“正直者”なので、意外と感情的になりやすく、表情にも喜怒哀楽が表れやすいです。

また、真面目で正義感が強い「丁未」は、特に道理に反するような事にはとても批判的になります。悪気は無くても言葉がキツクなりやすく、そのストレートな言葉が相手を傷付けてしまうことも。女性でも男性のようなガサツさがあり、そこがサッパリした性格だと好意的に受け止めてくれる人もいる一方で、皮肉を言ったりもするので発言には注意が必要です。

人情に厚い

正直者で言葉がストレートな「丁未」は、時に批判的にもなりやすいことから、目上からは煙たがられたり、ドライな印象をもたれることもあります。ですが、根はお人好しで、頼られればその人のために一肌脱ぐような“人情に厚い人”です。

そのため、部下や後輩などからは慕われやすく、それに「丁未」は、頭の良い人が多いので、人に何かを教えるようなことも上手です。意志が強い反面、順応性にも優れた器用なところがあるため、相手によって上手く対応も変えられます。

感受性が鋭く情報に敏感

「丁未」は、儚さのある夏の終わりの灯火や、神秘的で異国情緒溢れる砂漠を照らす月を想像させるように、“直感力と感受性の鋭さ”も特徴です。なので直感で人の心を見抜くようなところがあったり、美的センスや独創性などに優れています。直感力が鋭いゆえに霊感が強い人も少なくないようです。

感受性の鋭い「丁未」は、常にアンテナを張っているような人なので、情報収集能力にも優れています。最新の情報や流行に敏感で、誰よりもそれらの最先端、先取りをしています。クリエイティブな才能に恵まれているため、独自の作品を創り出すことができるでしょう。

自信家な反面、迷いやすい

「丁未」は、大人しくて穏やかなようでも、内面では自分の意見が一番正しいと思っている、プライドの高い“自信家”です。そのため、他人からの意見はなかなか聞き入れない我の強さがあり、一度自分の中で決めた事は粘り強く努力していきます。でも順応性にも優れた頭の良い人なので、相手によって上手く対応を変えていけるなど、何かと器用な人でもあります。十二運に「冠帯」をもつ「丁未」は、“強運の持ち主”とされ、何でもこなせるような器用さと、自信と情熱に溢れた粘り強さと行動力も併せもつため、様々な分野で自分の目標を実現させることができます。

ただ「丁未」には、好き嫌いなどの感情に左右されやすい“気分屋”な一面があります。なので一つの事にのめり込むような集中力の高さをもつ一方で、その時々の気分で気が散りやすく、その感情のムラが仕事などに影響を与えやすいです。直感力と感受性が鋭いゆえに些細な事に意識が向かいやすく、それがこっちの仕事に就いたけどやっぱりあっちの仕事のほうが…など迷いを生じさせます。そして、自由を求めて転職したり、環境を変えてみたりなど色々行動した結果、どっちつかずに終わってしまうことも。人生も本人の気分と同様不安定なので、浮き沈みが激しくなりやすい傾向にあります。でも、乾燥した土(未)の上にある火(丁)がなかなか消えにくいように、「丁未」の人にもどんな困難が起きても負けない強さと持久力が備わっています。元々が財運にも恵まれているため、目標を定めて努力を継続できれば、自分の理想を実現させることができるでしょう。自分の意見を押し通すだけでなく、謙虚な気持ちで他の人の意見も聞き入れることができれば、さらに良い方向へ成長していけます。

日干支が「丁未」の恋愛・結婚

中身は自信家で気の強い「丁未」ですが、表向きは穏やかで人当たりも良く、好印象をもたれやすいです。親しみやすくて気さくで、誰にでも優しいような社交的な人なので、男女共にモテることが多いでしょう。ですが、様々なものに好かれやすい「徳攻の業」をもつことから、好みではない異性に好かれることも少なくありません。でも「丁未」は、理想とプライドがとても高い人なので、自分が好きだと思えない相手とは交際に発展することは無いでしょう。自分の気持ちを大切にするため、理想の相手に出逢えば情熱的な恋愛となり、そのまま結婚にまで突き進むことが多いです。ただ「丁未」は、人情には厚いのですが、気分の浮き沈みが激しい我の強い人で、その時の気分で相手を振り回してしまうことも。そのため、相手の気持ちも大切にできると、良い関係を続けられるでしょう。

女性の場合は、柔らかい雰囲気をもつ男勝りな人が多いです。相手によって対応を使い分けられる器用さと穏やかな見た目でモテることが多いのですが、中身は好き嫌いが激しい男勝りな性格でギャップがあります。なので、好き嫌いで判断して失敗することが。直感で恋に落ちた相手と勢いのままに交際、結婚をしやすく、それで離婚に至ることも。元々結婚しなくても生活していけるような強い人で、結婚後も仕事を続けたり、外での自由になれる時間をもつなど、独自の結婚スタイルが築ければ上手く行きやすいでしょう。タイプは、自分をチヤホヤしてくれる人や、個性的で包容力のある人を好むようです。

男性の場合は、気分屋で一匹狼的な人が多いです。優しくて気さくで、相手を楽しませることができる人なのでモテることが多いです。ただ、自信家なうえに気分屋で掴みどころのないところもあり、その部分を受け入れられる相手でないと交際を続けていくのは難しいでしょう。女性の場合と同様、結婚がそこまで必要なタイプではなく、一匹狼のような独自の人生を歩むことも。でも理解してくれる相手と結婚できれば、元々優しい人なので良き夫、父になれるでしょう。タイプは、自分のセンスなどを褒めてくれる人や、気分屋なところを上手くあしらえるような人を好むようです。

日干支が「丁未」の適職

情熱的で頭が良い「丁未」は、どんな分野の仕事に就いてもそつなくこなせる“器用な人”です。ただ、中でも感受性がとても鋭いため、そのクリエイティブな才能を活かせる仕事が適職です。センスや独創性に優れているので、自分で何かを企画したり、独自の作品を創り出せるような仕事に向いています。常に流行を先取りできるオシャレな人も多いので、デザイナーやスタイリストなどのファッション関係の仕事や、美容師などの仕事もいいでしょう。鋭い感受性を活かして、音楽関係の仕事で才能を開花させる人もいます。

「丁未」は、“人当たりの良さと情報収集能力に優れる”のも特徴です。「丁未」は、穏やかな雰囲気と親しみやすくて気さくなところがあり、人からは好印象をもたれることが多いです。相手によって上手く対応も変えられるので、接客業などの仕事にも向いています。相手の心を開かせたり、何かを教えることも上手なので、教師やコンサルタントのような仕事にも適性があるでしょう。交渉術や話術にも長けているため、弁護士や評論家などもいいですし、記者やマスコミ関係の仕事では持ち前の情報収集能力の高さを活かせます。

逆に、「丁未」に向いていないのは、細かい作業を行うような仕事だといえるでしょう。「丁未」は、見た目が柔らかい雰囲気でも、中身が男性的でガサツなところがあり、事務作業や会計士のような細かい作業や計算が必要とされる仕事には向いていません。それにプライドと承認欲求が高いので、自分の能力を活かせないような地味な仕事では満足できないでしょう。「丁未」は、気分のムラや自分を過信し過ぎて失敗してしまうことが多いため、気分の浮き沈みが影響しないような仕事を選ぶか、謙虚な気持ちを常に忘れないようにすることが重要になります。それが改善できれば、元々器用で運も強いので、着実にステップアップしていくような道を進んでいけるでしょう。