【日干支】「癸亥」の性格・特徴・恋愛・適職・有名人など【六十干支】【四柱推命】

初冬の川

六十干支のひとつ「癸亥」について解説していきます。

 

 

 

「癸亥」

冬の大雨

読み方 みずのとい、きすいのいのしし
干支番号 60
天干 (=川、雨)
地支 亥(=冬の始まり、水)
象徴 初冬の川、冬の大雨など
十二運 帝旺
空亡 子丑
納音 大海水
異常干支(算命学)
三業干支(算命学) 倒異の業
その他 専旺干支

 

日干支が「癸亥」の性格・特徴

「癸亥」の性格・特徴をわかりやすくまとめると…

 

point
  • 誰とでも仲良くなれる社交的な人
  • 見えないところで力を発揮する
  • 向上心が強い努力家
  • 我慢強い反面、短気で飽きっぽい
  • 変化の多い人生を歩む

 

誰とでも仲良くなれる社交的な人

知性の象徴で、川や雨粒などの小さな水の集まりを表す「」と、冬の始まりや陰の水性を意味する「」。その要素を併せもった「癸亥」は、“冬の大雨”に例えられ、誰とでも仲良くなれる社交的な人になるのが特徴になります。

天干と地支がどちらも陰の水性の「癸亥」は、水のエネルギーが非常に強い「専旺干支」で、十二運には最強のエネルギーをもった「帝旺」の持ち主です。そのため強い自我と自尊心をもっているのですが、強調されている陰の水である「」は、雨粒のように形を変えてどこへでも順応していく性質をもつため、「癸亥」の人は強い自我と自尊心を秘めながらも、上手く周りに合わせていくことができます。周囲を冷静に観察している鋭い分析力と頭の回転の速さで、その場の状況や相手によって人を喜ばせたり、気遣いを見せることができ、細かな気配りに抜かりがありません。礼儀やマナーもきちんとしていて、人見知りせずに人に接するので、その気になれば誰とでも仲良くなることができ、同性異性問わず好かれることができます。

見えないところで力を発揮する

癸亥」は、大雨で水かさが増した川の底が見えないように、“本心が分かりにくい”といわれています。そのため、表向きは誰にでも気軽に話し掛ける社交的な人ですが、実は自己表現が苦手で本心を見せておらず、何を考えているのか分からないところがあります。

他人に心の内を明かさないようにしており、「癸亥」は“見えないところで力を発揮”します。情報収集能力が高く、内面に強い自我を秘めつつそれを表に出さないように人と交流していけるので、周囲の人を巻き込みながら自分の目的を達成させることができます。幅広い人脈を作るので、多くの引き立てやチャンスを得られるでしょう。

向上心が強い努力家

癸亥」は、他人に心の内を明かさず、冷めた目で物事を見ているような人なので、クールな印象をもたれやすいです。しかし、実際は夢や理想に向かって突き進んでいく負けず嫌いなところをもっており、“向上心はかなり強い”です。

常に今よりももっと上を目指していて、理想の自分を追い求めて努力していきます。負けず嫌いでとても忍耐強く、始めた事は最後までやり遂げられるパワーがあるので、トップを目指して成功を収めることも少なくありません。努力を続けていければ、その道のお手本のような存在になれるでしょう。

 

 

我慢強い反面、短気で飽きっぽい

負けず嫌いで向上心が強い「癸亥」は、どのような困難にも屈せずに、高い理想に向かってコツコツと努力できる“とても我慢強い人”です。人に合わせるのは上手くても、内面にしっかりとした自分の意見をもつため、周りの意見に流されることがなく、トラブルにも動じずに冷静に対処できます。

面倒見も良いので、人から頼りにされることも多く、任された事は我慢強くこなしていくでしょう。ただ、雨は穏やかな時もあれば豪雨のように激しくなる時もあり、時々破壊的な衝動が出てしまう意外と短気な一面をもっています。なので、同じ事を繰り返していると突然放り出したくなったり、自分の考えに絶対的な自信もあるため、異なる考えをもつ人には怒りっぽくなってしまうことも。

変化の多い人生を歩む

癸亥」は、十二運に「帝旺」などをもつことから、運勢は非常に強いのですが、その一方で家庭運が薄い傾向にあり、心の中に孤独感をもつといわれています。そのため、常に上を目指して努力する野心家なところがありながら、心の中では平凡でも安定した人生を望んでおり、見た目と中身にギャップがあります。地支の「」の蔵干の「」は、天干の「」から見ると「劫財」にあたるため、人との和を大切にしていて、保守的な人生を送ろうとします。ですが、その安定志向とは裏腹に、変化の多い人生を歩みやすいのが「癸亥」の特徴です。

癸亥」は、王様の星である「帝旺」と「劫財」を併せもった“トップになれる器を秘めた干支”で、それゆえに試練や苦労が多く与えられ、若いうちは特に苦労しやすいです。精神が磨かれないと、自我の強さが悪い方向に出て自分の物差しだけで判断したり、自尊心が強すぎて浮いてしまうこともあるので、苦労をすることは必要でしょう。自分と異なる考えをもつ人には攻撃的で排他的になってしまうこともあり、「癸亥」は恵みの雨をもたらすような優しい人もいれば、濁った川のようにクールで打算的な人もいて、頭の良さと優れた社交性は良い方向に使うように心掛ける必要があります。また、プライドが高くて心の内を明かさない「癸亥」は、人脈は広くても本音を話せる人がおらず、悩みがあっても一人で我慢して耐えていることが多いです。意識的に休息をとって気分転換をするなど、自分の心を調整する術を身に付けられると、平静な状態を保てるようになるでしょう。

 

日干支が「癸亥」の恋愛・結婚

細かな気配りに抜かりがない「癸亥」は、礼儀やマナーもきちんとしていて、人見知りせずに人に接するので、同性異性問わず好かれることができます。その場の状況や相手によって喜ばせたり気遣いを見せたりすることができ、好意をもつ人には特に愛想良く合わせられるので、モテることが多いでしょう。「癸亥」本人も恋愛好きなので、気になる相手には自らアプローチしていきます。尽くすタイプなので、交際に至れば愛情深く、色々と面倒を見てくれるでしょう。ただ、金銭感覚に長けていてマナーを重視するため、見返りがないと怒ってしまうことも。基本的には一途で保守的な人なので、浮気の心配はありませんが、家庭運が薄いので結婚生活は苦労しやすいです。

女性の場合は、冷静沈着なパワフルな人が多いです。冷めた目で周りを見ているクールで常識的な人で、細かいところに目が行き届きます。相手にも常識や気配りを求め、気が利かない人や頭の良さを感じられない人には好意をもちません。気になる人ができれば、計算しつつ積極的に行動していくでしょう。保守的で安定した家庭を望むため、結婚生活では家族の事を一番に考える世話好きな妻、母親になります。ただ、自我が強いゆえに家庭内トラブルが起きやすく、家庭に収まるよりも仕事をしていたほうがいい人です。タイプは、マナーや常識がきちんとしている気が利く人や、知的で話が面白い有能な人を好むようです。

男性の場合は、人たらしな反面、保守的で古風な人が多いです。誰にでも気軽に話し掛ける裏表の無さそうな人で、人を楽しませたり、細かな気遣いができるのでかなりモテます。でも内面は案外保守的で古風なところがあり、アプローチされてもすぐには行動せず、慎重に相手を観察してから答えを出します。結婚生活では、年中行事を大切にするなど家族への愛が強い夫、父親となり、安定した家庭を築こうとするでしょう。ただ、相手によっては退屈に思われることもあり、同じ考えをもって協力してくれるような人だと上手く行きやすいでしょう。タイプは、凛とした雰囲気でありながら純粋無垢な人や、母性的な年上の人を好むようです。

癸亥」は「癸酉」と同様、男女共に「倒異の業」をもつことから、余所から来た家庭内の異性を倒してしまうといわれています。苦労を掛けやすいため、相手への敬意、配慮する気持ちは常に心掛ける必要があるでしょう。

 

日干支が「癸亥」の適職

癸亥」は、常に今よりも上を目指している“向上心がとても強い人”で、夢や理想に向かってコツコツと努力をしていけます。ただ、頑張り屋で努力家な反面、同じ事を繰り返していると段々と短気で飽きっぽいところが出てしまうため、「癸亥」は常に新鮮さを感じられたり、楽しいと思えるような仕事が適職といえるでしょう。「癸亥」は、知的で情報収集能力が高いので、マスコミ関係のような仕事も向いていますし、新しい技術や商品を開発するような仕事などでも能力を活かせます。周囲を冷静に観察している鋭い分析力と頭の回転が速さで、その場の状況や相手によって細かな気配りができるので、教師やインストラクターといった様々な人と関わるような仕事にも適性があります。本心を隠しつつ誰とでも仲良くなることができ、人を喜ばせることが好きなので、お笑い芸人にも向いていますし、その演技力の高さから俳優にもとても向いています。

 

 

癸亥」は、“トップになれる強運の持ち主”であるのも特徴です。見えないところで力を発揮する「癸亥」は、人とのコネクションを築くのが上手で、その幅広い人脈から多くの引き立てやチャンスを得ることができます。倹約家なほどに金銭感覚も長けていて、トラブルにも動じずに冷静に対処できるので、自ら起業してお店などを経営することも実現できます。元々忍耐強くて負けず嫌いな人なので、スポーツなどでその道のトップを目指して成功することも多く、また才能豊かな「」が強調されているため、歌手や画家のようなアーティストとして活躍することも少なくありません。

逆に、「癸亥」に向いていないのは、自分の裁量で動けないような仕事だといえるでしょう。「癸亥」は、基本的には上手く人と付き合っていけるのですが、内面に自分の考えに絶対的な自信をもつプライドが高い部分をもつため、人から指示されるような仕事に就くとストレスを溜めてしまいます。気に入らない上司の指示には従わないこともあり、一般的な会社員や公務員といった仕事は合わないでしょう。でも、その一方で我慢強い癸亥」は、体調を崩してまで任された仕事をこなそうとする頑張り屋なところもあり、その場合は意識的に休息をとる必要があります。癸亥」は、若いうちは苦労をしますが、自分の理想と合った場で努力していければ、苦労をしたぶん、周囲に影響を与えるような大きな成功を収めることも夢ではありません。

適職

マスコミ関係、商品開発、研究職、技術職、教師、講師、インストラクター、コンサルタント業、お笑い芸人、俳優、税理士、会計士、金融関係、経営者、飲食店経営、スポーツ選手、歌手、音楽関係、画家、作家など

日干支が「癸亥」の有名人

明石家さんま 内村航平 王貞治 岸優太(Number_i) 京本大我(SixTONES) 桐山照史(WEST. ) くっきー!(野性爆弾) 久保田利伸 桑田佳祐(サザンオールスターズ) 澤部佑(ハライチ) 鈴木伸之 タモリ 中島裕翔(Hey! Say! JUMP) 錦織圭 長谷川博己 畑正憲 間宮祥太朗 山本圭壱(極楽とんぼ) ryuchell 渡辺淳一

池江璃花子 小田さくら(モーニング娘。'24) 鈴木亜美 平祐奈 戸川純 中谷美紀 夏目雅子 にしおかすみこ 原沙知絵 松本薫 松雪泰子 MIIHI(NiziU) 三浦綾子 森昌子 マザー・テレサ