【日干支】「丁巳」の性格・特徴・恋愛・適職・有名人など【六十干支】【四柱推命】

夏の月

六十干支のひとつ「丁巳」について解説していきます。

「丁巳」
日干支が「丁巳」の性格・特徴
日干支が「丁巳」の恋愛・結婚
日干支が「丁巳」の適職
日干支が「丁巳」の有名人

「丁巳」

夏の灯火

読み方	ひのとみ、ていかのへび
干支番号	５４
天干	丁(=月、灯火)
地支	巳(=夏の始まり、火)
象徴	初夏の月、夏の松明など
十二運	帝旺
空亡	子丑
納音	沙中土
異常干支(算命学)	通常異常干支
三業干支(算命学)	－
その他	専旺干支

日干支が「丁巳」の性格・特徴

「丁巳」の性格・特徴をわかりやすくまとめると…

point

シャイな反面、優しくて面倒見がいい
向上心が強くて負けず嫌い
美意識が高いこだわり屋
一代運の持ち主
素直で流されやすい

シャイな反面、優しくて面倒見がいい

月や灯火を表す「丁」と、初夏の季節や朝から正午までの明るい時間帯を意味する「巳」。その要素を併せもった「丁巳」は、“初夏の月”に例えられ、シャイな反面、優しくて面倒見がいい人になるのが特徴になります。

夏の明るい時間帯に浮かぶ月は、眩しい太陽の光に隠れ、一見どこにあるのか分かりにくい状態です。そのため「丁巳」は、自分を表に出すことが苦手なシャイな人が多く、人と群れるよりも単独行動を好む神経質な一面をもちます。ですが、物事を客観的に見られる冷静さと柔軟性をもつため、表向きは誰にでも優しく話し掛けられる気遣いができる人で、人当たりもとても良いです。内面が明るくて温かい心の持ち主なので、相談されればとても親身になり、どんな事も寛大に受け止めてくれる情の深さと面倒見の良さを見せます。

向上心が強くて負けず嫌い

「丁巳」は、気遣いができる穏やかな人ですが、心の奥には燃え上がるような情熱を秘めています。揺らめくロウソクの灯火のように大人しい時もあれば、突然激しく燃え出すといった二面性があり、熱中できるものが見つかると凄い集中力とパワーを発揮します。

完璧主義で、一度決めるとそれが達成するまで絶対諦めない頑固さと執念があり、途中で妥協したり、人任せにするようなことがありません。自分自身に負けたくない“負けず嫌いな頑張り屋”で、すぐに叶えられる目標よりも手の届かなそうな目標を掲げて、情熱を燃やしていきます。

美意識が高いこだわり屋

向上心が強い「丁巳」は、仕事や勉強以外でも常に内面も外見も磨くことを忘れない“美意識がとても高い人”です。それに元々は、人と群れるよりも単独行動のほうが動きやすい独自の世界観をもつ人なので、他人の価値観などを押し付けられたりするのが嫌いで、何事にも“自分なりのやり方やこだわり”というのを強くもちます。

なので、曲がった事やマナーの悪い人、言葉遣いが汚い人なども嫌いで、服でも靴でも気に入ったブランドのものをずっと愛用していたりと、身に付ける物にもこだわりをもちます。負けず嫌いなので、自分の体型が緩んでいくのが許せず、体型維持のために努力して美を保っていることも。

一代運の持ち主

「丁巳」は、“親の運を引き継ぐ”と異常性が表れるという「異常干支」のひとつです。親の運を引き継ぐというのは、栄えている家や名家に生まれて跡取りになるということで、そうなると家運を衰えさせ、自分の代で終わらせるといわれています。

ただ「丁巳」は、自分の力で起業できる“一代運の持ち主”で、一代限りの成功が可能です。恵まれた金運にくわえて、コツコツと研究していたことが突然スポットライトが当たるような運をもち、何かを表現したり、伝えるような仕事で才能を発揮しやすいです。

素直で流されやすい

内に燃えるような情熱を秘めた「丁巳」は、曲がった事が大嫌いで、常に高みを目指して頑張る“まっすぐな心の持ち主”です。努力したことが形として表れたり、褒められたりすると一層やる気に火がつき、反対に思うような成果が出ないとやる気が下がってしまうという、とても素直で純粋な人です。そのため「丁巳」は、強いこだわりや頑固な部分ももつ反面、実は人に意見されるとそれを素直に信じてしまう“流されやすい”一面をもっています。

でも元々が独自の世界観があって、自分のやり方で進んでいきたい「丁巳」が、無理に周りの意見に合わせてしまうと自分で自分を苦しめるような事態を招きやすいです。物事を客観視できるだけにネガティブになったり、自分を作ろうとするので、その場合はあまり人の意見を聞き過ぎず、もう少し気楽に素の自分を出せるようになると良いでしょう。ただ、心を開いた相手には損得考えずに助けようとする人のいいところがあるため、騙されやすいところには注意が必要です。「丁巳」自身も流されやすいので、恋愛や異性トラブルには特に要注意です。また、自分の才能や人気に溺れ、波乱の人生になることも中にはあるようですが、「丁巳」は失敗してもそこから別の道を模索していこうとする“粘り強さ”があり、そういった経験から人格も磨かれていきます。

日干支が「丁巳」の恋愛・結婚

「丁巳」は、シャイな反面、人当たりが良くて誰にでも優しく話し掛けられる気遣いができる人なので、男女共に好感をもたれやすいタイプです。それに、容姿に磨きを掛けている美意識が高い人も多いため、その華やかさでもモテるでしょう。「丁巳」自身は、相手を慎重に見定めるような冷静さがある一方で、好意をもつと相手が振り向くまで粘り強くアプローチし続ける情熱的なところがあります。交際に至れば、相手のどんな部分も受け止めてくれる愛情深さを見せますが、寂しがり屋なうえにスタミナ抜群な人なので、パートナーがいてもつい別の相手に浮気してしまうことも。

女性の場合は、サバサバしている反面、純粋で依存的な人が多いです。気配りのできる姉御肌で、あまり恋愛や結婚には高い理想を抱かない慎重でサバサバしているところがあります。でも一方で、純粋で流されやすい一面もあり、時に危険な相手に惹かれて騙されることも。依存的で尽くし過ぎるので、流されないよう本来の慎重さを心掛けると良いでしょう。結婚運も波乱傾向にありますが、仕事も育児も両立できるだけのパワーに溢れています。タイプは、価値観を押し付けずに見守ってくれるような人や、個性的で少し危険な香りのする人を好むようです。

男性の場合は、シャイなタイプと積極的なタイプに分かれます。シャイなタイプは、恋愛に対してもとても真面目で、慎重な性格からなかなか気持ちを伝えられずにいることも少なくないです。でも恋愛に積極的なタイプは、相手が振り向くまで粘り強くアプローチし続けるような人で、色欲旺盛。パートナーがいても他の異性に目移りし、浮気を繰り返すことも。純粋で騙されやすいところがあるため、危険な相手の面倒まで見てしまうのは注意が必要ですが、妻や子供への思いやりを忘れないようにすれば、円満な家庭を築くこともできるでしょう。タイプは、気配りのできる人や上品な人を好むようです。

日干支が「丁巳」の適職

独自の世界観をもつ「丁巳」は、“自分のやり方やこだわり”というのを強くもっていて、あまり他の人が目をつけないような分野に取り組みやすいです。その人知れずコツコツと取り組んでいたことが、突然スポットライトが当たるという運をもつため、「丁巳」は、自分が興味がある分野に取り組める仕事が適職だといえます。熱中できるものが見つかると凄い集中力とパワーを発揮する「丁巳」は、完璧主義で本物を追求していく“職人気質な人”で、学者のように特定の何かを研究したり、スポーツやダンス、話術などの技術を磨いていくような仕事に向いています。美意識が高いうえに発想力も豊かなので、美容関係の仕事やインテリアをデザインするような仕事、それに作家やアーティストのような自分の作品を生み出せるような仕事でも才能を発揮できます。

「丁巳」は、“人当たりがいい面倒見の良さと正義感の強さ”も特徴です。シャイな反面、誰にでも優しくて気遣いができる「丁巳」は、福祉関係や医療関係などの仕事にとても向いていて、それに曲がった事が大嫌いな正義感の強さももっているため、弁護士や政治家のような仕事にも適性があります。面倒見の良さと真面目さから上司からも部下からも慕われ、組織の中でも出世していけますが、「丁巳」は金運に恵まれた“一代運の持ち主”なので、自ら起業して成功する人も多いです。

逆に、「丁巳」に向いていないのは、成果が目に見えないような仕事だといえるでしょう。努力したことが形や数字となり、褒められたりすることでやる気に火がつく「丁巳」は、成果が目に見えないような仕事だとモチベーションが下がってしまいます。なので、事務作業のような仕事だと長続きしにくく、また、元々はシャイで神経質なところもあるので水商売なども合わないでしょう。「丁巳」は、結果を求めて焦りやすいので、長い目で見て物事を判断できるようになるといいです。一度決めたことは達成するまで絶対諦めない情熱と執念をもつ「丁巳」は、一つの道を極めて成功する人が多いです。