【日干支】「辛丑」の性格・特徴・恋愛・適職・有名人など【六十干支】【四柱推命】

泥地の上の宝石

六十干支のひとつ「辛丑」について解説していきます。

 

 

 

「辛丑」

晩冬の池の精霊

読み方 かのとうし、しんきんのうし
干支番号 38
天干 (=宝石、脆い金属)
地支 丑(=冬の終わり、湿った土)
象徴 泥の上の宝石、冬の池の精霊など
十二運
空亡 辰巳
納音 壁上土
異常干支(算命学)
三業干支(算命学) 一人行の業
その他

 

日干支が「辛丑」の性格・特徴

「辛丑」の性格・特徴をわかりやすくまとめると…

 

point
  • 感情を表に出さない上品な知識人
  • 人を惹き付けるユーモアとミステリアスな雰囲気
  • 大人っぽい面と子供のような面を併せもつ
  • 内面は頑固で好き嫌いが激しい
  • 他人の苦労まで背負い込む苦労性

 

感情を表に出さない上品な知識人

洗練された宝石を表すことから気品やプライドの高さを意味する「」と、冷たく湿った冬の地面の様子から泥状の土や忍耐強さを意味する「」。その要素を併せもった「辛丑」は、“泥の上にある宝石”に例えられ、感情を表に出さない上品な知識人になるのが特徴になります。

プライドが高くて辛抱強い一面ももつ「」と、春に向けてじっと厳しい寒さに耐えている「」という組み合わせで、「辛丑」は、プライドの高さや宝石のような輝く資質を秘めながらも、自分の感情を表に出すことがなく、おっとりとしていて物静かな印象を与えます。品の良さや育ちの良さをどこか感じさせ、内心では好き嫌いがハッキリしていても露骨に態度に出したり、常識から外れたような行動をすることもありません。考え方もとても堅実で真面目です。「辛丑」は、知能指数が高い干支”といわれ、その聡明な頭脳から頭の回転が速い人が多かったり、学問に才能のある読書家な人も少なくありません。ただ、感覚で物事を素早く理解できるゆえに、適切な言葉で言い表すのが苦手な人も中にはいます。

人を惹き付けるユーモアとミステリアスな雰囲気

自分の感情はあまり表すことがない「辛丑」ですが、頭の回転が速い聡明な人なので、調和のとれた人間関係を築くことは得意です。本当は警戒心が強くて、初対面の人とは打ち解けるのに時間が掛かるタイプですが、いつもニコニコしている人当たりの良さユーモアのセンスがあるため、周りからは好感をもたれやすく、人を惹き付けます。

ただ、なかなか自分の感情を表に出さないので、周囲からすると“何を考えているのか分からない人”だと思われることも。でも、その謎に包まれた雰囲気がミステリアスな魅力にも繋がっています。

大人っぽい面と子供のような面を併せもつ

真面目で常識的な「辛丑」も、内心では好き嫌いがあったり怒りを感じたりもしますが、そういった部分を表には出さない“大人な人”です。穏やかで物腰が柔らかく、年下への面倒見も良いです。おっとりとした品の良さもあるため、おじいちゃん・おばあちゃん的なイメージをもたれることもあるでしょう。

でも「辛丑」には、子供のように“純粋で真っ直ぐな心をもつ”一面もあります。好奇心旺盛多趣味な人が多く、独自の高い理想や美意識をもって、その信念に基づいた生き方をしていたり、ストイックに自分の美に磨きを掛けていたりします。十二運には赤ちゃんの星である「」をもつため、元々は感情豊かウソをつけない部分もあり、親しくなったり信頼した相手には無邪気で気ままな部分を見せます。

 

 

内面は頑固で好き嫌いが激しい

物静かで大人しそうな「辛丑」ですが、内面は自分の意志を強くもった“とても頑固な人”です。独自の高い理想と美意識に基づいて生きており、自分の信念や一度決めた事は絶対に曲げません。感情はあまり表さないものの、自己主張はハッキリしていて、負けず嫌いな部分ももっています。

自分の価値観がハッキリしている「辛丑」は、曲がった事が大嫌いな“正義感の強い性格”で、人でも物でも好き嫌いが激しいです。信頼した相手にはどこまでも尽くす人情を見せますが、価値観が異なる相手や嫌いな相手には結構厳しいです。純粋で真っ直ぐな人なので、ウソや不正を働くような事をすると嫌われてしまうでしょう。露骨には出しませんが、嫌われてしまうと修復は難しいです。

他人の苦労まで背負い込む苦労性

真面目で常識的な考え方をする「辛丑」は、リスクよりも安定を選ぶ“堅実な人”が多いです。真っ直ぐで辛抱強い性格で、仕事に対しても責任感をもって真面目に働きますし、穏やかで物腰も柔らかく人との付き合い方も上手なので、周りから好感をもたれやすく可愛がられます。それに頭の回転が速い聡明な人で、その優れた頭脳で要領よく人生を渡っていけたり、人の見る目も確かなので、比較的波乱の少ない安定した人生を送れる可能性が高いです。

ただ「辛丑」は、警戒心が強い反面、“純粋で情に厚い”一面があります。なかなか心を開かない警戒心の強さをもっているにもかかわらず、ウソのつけない素直な子供のようなところがあり、この人ならと思えた相手には自分の内面をさらけ出します。なので案外騙されやすく、それに自分の信念というものがとても強い人なので、信頼した相手のためなら苦労を買ってでも尽くすところがあり、他人の苦労を背負いやすいです。また「辛丑」は、元々繊細で内気な部分もある人で、本当にやりたい事や言いたい事が言えなかったり、ネガティブに物事を考えて自分の殻に閉じこもるようなタイプもいます。でも、プライドが高くて辛抱強い人なので、苦労を顔に出すことがなく、気付かぬ内にストレスを貯めて体調を崩しやすいです。そのため、健康管理には注意が必要でしょう。ただ、泥の上の宝石に例えられる「辛丑」は、人のために行動できる“純粋さ”が長所であり、汚れた考えや心をもつようでは良さが活きません。辛丑」は、地味に思われることもありますが、実際は人に与える影響力は大きく、尊敬できる人との出会いで自分自身が磨かれ、光るものを見出だされます。

 

日干支が「辛丑」の恋愛・結婚

穏やかでおっとりとした「辛丑」は、品のある知的な雰囲気や、ユーモアのある人当たりの良さをもつため、男女共にモテる人が多いです。それに何を考えいるのか分からないミステリアスな魅力もあり、人を惹き付けます。でも「辛丑」は、警戒心がとても強いうえに、実は人の好き嫌いもハッキリしているので、恋愛対象になる相手はしっかり見定めており、その場に流されて付き合うようなことはしません。繊細でプライドの高い一面もあるため、好意をもっても自分からアプローチすることは少なく、ちょっとずつ相手からアプローチするように仕向けることもあります。「辛丑」は、心を開くまでは時間が掛かりますが、一度信頼すればとても実直でよく尽くしますし、意外と甘えん坊で気ままな面も見せます。

女性の場合は、人当たりは良いものの、どこかガードの固さを感じさせる人が多いです。表向きはいつもニコニコしていて人付き合いも上手ですが、内面では男性に対する警戒心がとても強く、なかなか心の内を明かしません。そのため、人によっては冷たい印象をもたれることも。でも、この慎重さのおかげで良い相手と交際できることが多く、友達や知り合いの中から交際に発展しやすいです。でも、純粋なところがあるので、騙されないよう注意は必要です。交際に至ると独占欲が強くなり、ワガママを言ったり、不安に駆られたりもしますが、結婚後は、良妻賢母になる傾向にあります。タイプは、自分のワガママを受け入れてくれる優しい人や、尊敬できる人を好むようです。

男性の場合は、少年のような真っ直ぐな性格の人が多いです。内面での好き嫌いは激しいですが、穏やかで優しく仕事に対しても真面目です。子供のように純粋で、たまに拗ねたりすることもありますが、何事にも真っ直ぐに突き進んでいく姿が目上から可愛がられます。ただ、我慢してまで交際を続けたり、浮気をされてしまうことも。でも、結婚は良い相手とできることが多く、神経質な面をなるべく抑えることができれば、結婚生活は上手く行きやすいです。タイプは、気が強いけど可愛らしい人や、心の内を察して親身になってくれる人を好むようです。

辛丑」は、「三業干支」のひとつで、男女共に“結婚によって財運が上下する業”をもつといわれる「一人行の業に該当する干支です。一人(独身)のままだと財運は良いのですが、結婚すると財運が下がるとされています。ただ、“男女で違い”があり、男性は離婚しやすい反面、再婚を繰り返すたびに財運が上昇するといわれ、女性は離婚すると財運が上昇しますが、再婚すると財運下がるといわれています。女性は、離婚した場合はそのまま独身を貫いたほうが財運は良いとされています。

 

日干支が「辛丑」の適職

真面目で常識的な考え方をする「辛丑」は、リスクよりも安定を選ぶ“堅実な人”が多いです。そのため、比較的安定した職業である公務員等の仕事に就くことが多く、性格的にも向いています。真面目で真っ直ぐな性格の「辛丑」は、どんな仕事でもプライドと責任感をもって進める人で、細かな作業を淡々と行うような仕事でも苦になりませんし、年下への面倒見が良い優しくて聡明な人でもあるので、教師や保育士などの子供と関わる仕事にも向いています。穏やかで物腰の柔らかい「辛丑」は、人当たりが良いうえに頭の回転が速いので、人との関係作りを築くの上手く、好感をもたれやすいです。人を惹き付けるユーモアとミステリアスな魅力もあり、それに好き嫌いがあってもそれを顔に出さずにいられるので、俳優などにも向いています。

 

 

辛丑」は、“繊細な感性と美意識に優れる”のも特徴です。ちょっとした環境の変化でも、神経質なほどに気になってしまう「辛丑」は、それだけ繊細で芸術的な感性の持ち主ということでもあるので、芸術家や音楽に関わる仕事に向いています。美意識に優れているので、デザイナーやアクセサリーを作るような仕事もいいですし、漫画家などにも適性があります。上品で風流なものを好む人も多いので、茶道や華道のような世界でもその感性を活かせます。また、ストイックに自分の美を磨いている事も多いため、美容に関する仕事にも向いていて、それに見る目もあるので、宝石を鑑定するような仕事でも能力を発揮できるでしょう。

逆に、「辛丑」に向いていないのは、焦らされるような仕事だといえるでしょう。元々おっとりしていてマイペースなところのある「辛丑」は、環境の変化が苦手で、無理に焦らされたり、長時間労働を強いられたりすると、かなりのストレスを貯めてしまいます。でも責任感が強いので、顔色も変えずに我慢してしまい、体調を崩すことが多いです。本来は内気で人前では緊張しやすい人なので、あまり雑音のない静かな環境で働けるのがベストです。ただ「辛丑」は、人との出会いによって、援助を受け、自分の知識や内面が磨かれていくともいわれています。才能を見出だしてくれるような相手と出会えれば、地位にも財にも恵まれた幸せな一生を送れるでしょう。

適職

公務員、会社員、製造業、出発業、教師、保育士、講師、事務職、俳優、水商売、芸術家、音楽家、作詞家、デザイナー、工芸家、装飾品店、漫画家、茶道家華道家、美容関係、料理研究家、宝石関係など

日干支が「辛丑」の有名人

歌広場淳(ゴールデンボンバー) 岡田真澄 GACKT 川島明(麒麟) 木根尚登 桑田真澄 坂崎幸之助(THE ALFEE) 佐々木則夫 城島茂(TOKIO) 富澤たけし(サンドウィッチマン) 錦戸亮 鳩山邦夫 藤田田 星野仙一 松田元太(Travis Japan) 森進一 八乙女光(Hey! Say! JUMP) 山里亮太(南海キャンディーズ) 夢枕獏 RM(BTS)

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