【日干支】「壬辰」の性格・特徴・恋愛・適職・有名人など【六十干支】【四柱推命】

晩春の海

六十干支のひとつ「壬辰」について解説していきます。

 

 

 

「壬辰」

晩春の湖

読み方 みずのえたつ、じんすいのたつ
干支番号 29
天干 (=海、大河)
地支 辰(=春の終わり、湿った土)
象徴 晩春の海、晩春の湖など
十二運
空亡 午未
納音 長流水
異常干支(算命学)
三業干支(算命学) 不子の業
その他 魁罡(かいごう)

 

日干支が「壬辰」の性格・特徴

「壬辰」の性格・特徴をわかりやすくまとめると…

 

point
  • 好奇心旺盛な一方で、現実的で複雑な性格
  • 周囲を自分のペースに巻き込む駆け引き上手
  • 大胆で負けず嫌いな反面、気が小さい
  • こだわりが強い
  • 生まれた環境と生き方によって運が変わる

 

好奇心旺盛な一方で、現実的で複雑な性格

知性の象徴で、海や湖などの大きな水の集まりを表す「」と、晩春の季節や競争心を意味する「」。その要素を併せもった「壬辰」は、“晩春の海”に例えられ、知的で好奇心旺盛な一方で、現実的で複雑な性格になるのが特徴になります。

好奇心旺盛で知的な「」と、吉凶両方の意味がありながら、学問や芸術、スポーツ等での大きな発展の可能性も秘めた魁罡」という星をもつ「壬辰」は、特に努力をしていなくても上位の成績を取れるような頭脳明晰な人が多いといわれています。スケールの大きな海のように、膨大な知識量を備え、歴史や文学などを好んだり、自由を求めて海外で活躍するような人もいたりと、文武両道の人です。ただ、「壬辰」は“自己矛盾”を抱えていて、好奇心旺盛で自分の才能を世の中に認めさせたい、という自己顕示欲が強いところがあるのですが、一方で冷めた目をもつ“現実的で内向的”なもう一人の自分がいます。なので心の中の葛藤は激しく、普段は傍観者的な立場に留まっていたりします。ですが、矛盾した部分をもつからこそ、芸術の世界で昇華したり、現実の世界でも社会的に成功することができます。

周囲を自分のペースに巻き込む駆け引き上手

好奇心旺盛な反面、現実的で利害関係に敏感な「壬辰」は、常に周囲からは一歩下がった傍観者的な立場でいながら、周囲の事を冷静によく観察しています。その観察眼はとても鋭く、持ち前の頭の良さもあるので、人の内面を分析することができ、その時の状況に合わせた行動をとれます。世の中の流れにも敏感で、情報収集にも抜かりないでしょう。

そのため、どんな環境でも馴染むことができ、周囲の人を立てつつ自分の目標に向かってリードしていきます。少々強引なものの、周囲を引っ張る親分肌的なところが人から信頼されたり、人望を集めます。ただ、実は家族以外には心を開かない“警戒心の強い人”で、他人とは距離感を保っています。合理主義で頭の回る駆け引き上手な人なので、周囲からするといつの間にかペースに乗せられ、ズル賢く感じられることもあるでしょう。

大胆で負けず嫌いな反面、気が小さい

壬辰」は、闘争的で気性の激しい魁罡」をもつため、大人しそうに見えたとしても、中身は相当な“負けず嫌い”です。短気でせっかちで、規則や束縛を嫌う壬辰」は、自己顕示欲が強い部分があるので、時に自ら変化の激しい環境に飛び込むなど、大胆で冒険的な行動を起こします。人に負けたくないという気持ちが非常に強いため、何事にも戦略的に計画するうえに努力を惜しまず、その意志と粘り強さで勝負強さを見せるでしょう。

また、プライドが高く、一歩下がって冷静に周囲を見てる姿から“何にも動じない人のように見られる”ことも少なくありません。しかし、内面は意外と内向的で、人の目を気にしている心配性で気が小さい一面をもっています。そのため、何にをするにしてもあっちを選択したらああなる、こっちを選択したらこうなる…という具合に考え過ぎるぐらい慎重に考えています。なので、決断するのに遅れを取りがちで、結局は運や時の流れに任せることが多いです。

 

 

こだわりが強い

壬辰」は、“独特のこだわり”をもっていることが多いです。物ひとつにしても、その物の呼び方や置く場所などに細かいこだわりがあったり、健康や美容にも独自のこだわりがあったりします。他人からするとどうでもいいような事にこだわっていたりするので、変わり者に見られることも少なくないでしょう。

また、現実的な「壬辰」は、秩序や肩書きを重視する礼儀正しい人が多いです。ただ、他人にも同じように礼儀を求めたり、自分のこだわりや価値観を押し付けるところがあります。鋭い観察力をもつゆえに批判的で、言葉もキツクなりやすいです。融通が利かず、高慢な態度をとったりする人も中にはいるので、その場合は自分の事も冷静に見る必要があるでしょう。

生まれた環境と生き方によって運勢が変わる

壬辰」は、名家や良家に生まれやすいといわれ、長男長女が多かったり、もしくはその役目を担うとされています。跡取りになったり、何かを受け継ぐともいわれ、目上から恩恵を受けられることが多いでしょう。ただ、生まれた時の家庭の状況がその後の本人の人生に影響を強く与えるとされ、よくもわるくも親による影響が強いようです。

また、運の上下の激しさがある魁罡」をもつため、「壬辰」は生き方によっても人生が二分されやすいです。命式や後天運が良かったり、闘争心や大胆な行動力がプラスに働けば、カリスマ性や才能を発揮して社会的に大きな発展を見せるでしょう。しかし、命式や後天運が良くなかったり、特徴がマイナスに働いている場合は、目的のためなら手段を選ばない自己中心的な性格で、社会性に欠けたり、物事を破壊させていくなど波乱万丈な人生を送るでしょう。「壬辰」は、好奇心旺盛で自己顕示欲が強い反面、内向的であまり人前に出たくないという、自己矛盾を抱えている人で、たとえどんなに物に恵まれていたとしても心は満たされないといわれています。内面は繊細で寂しがり屋なので、信頼していた人に裏切られたりすると、精神的に不安定になってしまうこともあるでしょう。「壬辰」は、年を重ねるにつれ、人のためや世の中のためになる事に意識が向かうようになるので、奉仕活動などに取り組むようにするとやる気に繋がっていき、周囲からも人望を集めるようになります。ただ、奉仕の心を忘れると、一転運勢が低迷するので要注意です。

 

日干支が「壬辰」の恋愛・結婚

現実的で冷静な「壬辰」ですが、恋愛に関しては情熱的で、依存的になる傾向があります。クールそうに見えても内面は寂しがり屋で、自分に尽くしてくれる優しい人に好意をもちやすいです。なかなか心を開きませんが、自分を大切にしてくれる相手となら、お互いに尽くし合うような関係を築くことができるでしょう。ただ、結婚願望はそれほど強くないため、結婚は少し遅くなることも。また、独特のこだわりや価値観の持ち主で、少々変わった恋愛像などをもつ人もいるようです。

女性の場合は、好奇心旺盛で惚れっぽい人が多いです。見た目だけでアプローチしてくるような人は好みませんが、内面が寂しがり屋で惚れっぽいため、その場のムードに呑まれることがあります。恋愛モードになると周りが見えなくなるほどのめり込むでしょう。上手く行かない場合でも、そういう恋愛をしている自分を楽しむ俯瞰的な面も。結婚生活では、教育熱心な良妻賢母になりますが、夫や子供に対して口うるさくなる傾向が。タイプは、いつも近くに居てくれる人や、優しいけど少し抜けているような人を好むようです。

男性の場合は、落ち着いた雰囲気を漂わせる人が多いです。物静かで落ち着いた印象で、恋愛では受け身でいたり、相手の好意をきちんと確認してから行動を起こすような慎重な人です。しかし、一方で女性問題を起こす可能性も秘めており、時にフラフラと浮気に走ってしまうことも。結婚生活では、良き夫、父になる傾向ですが、家事などは潔癖で強いこだわりを見せます。タイプは、気遣いができる明るくて賢い人を好むようです。

壬辰」は、三業干支の「不子の業」に該当し、男女共に“子供との縁が薄い業”をもつとされています。そのため子供が授かりにくかったり、早くに離れたりなど子供に関する悩みを抱えやすいです。また、子供が思い通りにならない事もあれば、子供に依存して過保護になるケースも。ただ、密着しない親子関係であれば、凶意はやわらぐとされています。

 

日干支が「壬辰」の適職

好奇心旺盛で頭脳明晰な「壬辰」は、文系、理系どちらにも優れた天才肌な人が多く、様々な分野で才能を発揮する可能性を秘めた干支です。歴史や文学などを好み、膨大な知識量も備えた「壬辰」は、鋭い観察力や情報収集能力、物事を客観的に見る能力に長けていて、文章を書いたり、絵を描くような、独自の作品をつくるような仕事に特に向いています。探求心の強さと頭の良さを活かせば、医学や研究職などでも活躍できるでしょう。自由や変化を求める「壬辰」は、変化の激しい仕事や最新技術を扱うような仕事にも向いています。

 

 

また「壬辰」は、人に負けたくない、という気持ちが人一倍強いのも特徴です。勝つための努力は惜しまない、ストイックで戦略的な人なので、スポーツ選手としても活躍できますし、警察官や弁護士といった仕事でも闘争心を活かせます。こだわりの強い人でもあるので、料理に関する仕事にも適性があります。何事にも計画的で無駄のない仕事をこなせる「壬辰」は、権力志向が強いところもあるので、職場では参謀役として活躍したり、自ら事業を起こすこともできるでしょう。

逆に、そんな「壬辰」に向いていないのは、決断力が求められるような仕事だといえます。何をするにしても考え過ぎるぐらい考えてから綿密な計画を立てる「壬辰」は、どうしても決断には遅れを取ります。慎重過ぎて、実行力に欠けているように思われてしまうため、決断は早くするように心掛けられるといいでしょう。「壬辰」は、プライドが高いわりに内向的な部分があるので、人のため、世の中のために仕事をするという気持ちは決して忘れずに、大きな目標に向かって努力できれば、財も名誉も掴むような大きな成功を収められるといわれています。

適職

マスコミ関係、作家、絵本作家、画家、芸術家、医師、医療関係、研究職、IT関係、技術職、製造業、広告業、旅行関係、スポーツ選手、警察官、自衛官、弁護士、法曹関係、司法書士行政書士、料理関係、事業家など

日干支が「壬辰」の有名人

芥川龍之介 朝倉未来 柄本明 遠藤憲一 大谷翔平 大橋巨泉 川谷絵音(ゲスの極み乙女。) 斎藤佑樹 坂本九 鈴木雅之 せいや(霜降り明星) 千賀健永(Kis-My-Ft2) 田原俊彦 ダルビッシュ有 出川哲朗 徳井義実(チュートリアル) 中川大志 葉加瀬太郎 東山紀之 古田敦也 パブロ・ピカソ ペ・ヨンジュン

内田恭子 加護亜依 加藤綾子 加藤ローサ 木村佳乃 久住小春 佐久間良子 檀ふみ 新山千春 野中美希(モーニング娘。'23) はしのえみ 広末涼子 キャサリン妃