【日干支】「癸卯」の性格・特徴・恋愛・適職・有名人など【六十干支】【四柱推命】

春の小川

六十干支のひとつ「癸卯」について解説していきます。

「癸卯」
日干支が「癸卯」の性格・特徴
日干支が「癸卯」の恋愛・結婚
日干支が「癸卯」の適職
日干支が「癸卯」の有名人

「癸卯」

春の草花を潤す雨

読み方	みずのとう、きすいのうさぎ
干支番号	４０
天干	癸(=川、雨)
地支	卯(=春、木)
象徴	春の小川、草花を潤す雨など
十二運	長生
空亡	辰巳
納音	金箔金
異常干支(算命学)	－
三業干支(算命学)	－
その他	－

日干支が「癸卯」の性格・特徴

「癸卯」の性格・特徴をわかりやすくまとめると…

point

争い事が嫌いな優しい持ち上げ上手
のんびりとした日常を好む
内面はドライ
何でも自分でこなす器用で几帳面な性格
言いなりになりやすい

争い事が嫌いな優しい持ち上げ上手

知性の象徴で、川や雨粒などの小さな水の集まりを表す「癸」と、春の穏やかな草花の様子から温厚さや柔軟性を意味する「卯」。その要素を併せもった「癸卯」は、“春の草花を潤す雨”に例えられ、争い事が嫌いな優しい持ち上げ上手になるのが特徴になります。

春に降る雨は、草花の成長にとってはとても必要なもので、草花が生える地に潤いを与えます。そのため「癸卯」は、草花を潤す春の雨のように優しくて温和な人が多いです。頭の回転が速いうえに繊細な感性をもつことから、周りの空気や状況を読む能力に長けていて、それによって柔軟に周りと合わせることができたり、人の気持ちを繊細に察することができます。争い事が嫌いなので、人付き合いでは“潤滑油的な存在”になりやすく、自然に相手の求めることをしているなど、人を心地の良い気分にさせることが得意です。気遣いを常に忘れない優しい人で、それに上品で可愛らしい雰囲気をもつことも多いので、周りからは慕われていたり、可愛がられやすいです。

のんびりとした日常を好む

優しくて愛嬌のある「癸卯」は、器用なところや、人への気遣いや面倒見の良さから、自分自身も人から持ち上げられることがあります。でも「癸卯」自身は、地位や名誉などの輝かしいものよりも、地味でものんびりとした日常を送りたいと思っているタイプです。

争い事が嫌いで、周りの空気や状況を読む能力に長けているからこそ、人付き合いが面倒臭く感じられ、平凡でゆったりとした日常を求めています。派手なものを好まないので、服装なども地味になりがちですが、結婚すれば家庭を一番に考えるような子煩悩な人で、家族との安定した生活を送ろうとします。

内面はドライ

「癸卯」は、優しくて愛嬌もあって人付き合いのとても上手い人ですが、実は内面では人付き合いを“面倒臭く感じているドライ”なところがあります。そのため、表面では愛想良く相手に合わせていても、心の中では人の事を信じていない部分があり、警戒心がとても強いです。

冷静で合理的に物事を考える人なので、感情に流されることもなく、本当のところはあまり人と関わることが好きではないです。ゆったりとしていたいので、物事の変化や人の気分に振り回されることは嫌うでしょう。内面を人に見せないので、表向きと本当の性格にギャップがあることも少なくなく、人と心からの信頼し合えるような関係を作るというのは苦手です。

何でも自分でこなす器用で几帳面な性格

周りの空気や状況を読む能力に長けた「癸卯」は、何でも自分でこなせる器用な人で、頭の回転の速さと冷静な決断力に優れています。瞬時に物事を理解できるほどの頭の良さと繊細な感性をもち、興味のある分野の知識を深めていたり、手先が器用ということも少なくありません。

「癸卯」は、十二運に子供の星である「長生」をもつことから、実際の生まれとは関係なく長男長女の役割を背負いやすく、責任感が強いです。何事もよく調べてから計画を立てる几帳面な性格なので、そのコツコツと働く仕事ぶりが職場では重宝されやすいでしょう。ただ、人に頼ることなく何でも自分でできる人なので、人に任せるというのは苦手です。

言いなりになりやすい

温和で優しい反面、ドライなところもある「癸卯」は、周りの空気や状況を読んで自分の意見を合わせていきます。合理的な考え方をするので、争い事などで面倒臭くなるのが嫌で、相手の求めることをしているなど、人付き合いでは潤滑油的な存在になりやすいタイプです。ただ、自分の感情を抑えてまで人に合わせたり、少々気が弱い部分もあるので、人の言いなりになりやすいところがあります。

「癸卯」は、愛嬌のある社交的な面がある一方で、人付き合いが面倒だと思っている部分があり、人と共同して何かをするというのが苦手です。それに一人で何でもできる器用な人なので、本当は一人でマイペースに行動していくのが合っています。ですが、人の目を気にしたり、権威には逆らえないので、独り立ちすることもできずストレスを溜めやすいです。繊細なところがあるので、あまり人からの評価などは気にせず、リラックスできる時間を作れるようにするといいでしょう。でも「癸卯」は、“徳をもつ”といわれていて、困難に陥っても援助を受けやすく、積極的に行動できれば活躍するチャンスを引き寄せることもできます。ただ、意外と強情で素直になれないタイプも中にはいるため、その場合は素直に物事を受け入れるようにしたり、周囲の人に素直に接するようになれるといいでしょう。

日干支が「癸卯」の恋愛・結婚

温和で優しい「癸卯」は、上品で可愛らしい雰囲気をもっていたり、細かな気遣いや相手の求めていることを自然とできる人なので、多くの人から好感をもたれやすいタイプです。でも、内心面倒臭がりで人の事もあまり信じていないので、恋愛では受け身でいることが多いです。恋愛での駆け引きなどもあまり好きではなく、合理的に考えてメリットのある相手なら行動に出ることもありますが、基本的には相手からアプローチされて交際に発展するパターンになりやすいです。元々のんびりとした日常を送りたい、と考えている人なので、交際は結婚を視野に入れていることが多く、結婚して子供が生まれれば家族をとても大切にする子煩悩になるでしょう。ただ、男女共に色情には注意が必要です。

女性の場合は、警戒心がとても強い反面、騙されやすい人が多いです。親切でよく気の利くしっかり者なので、アプローチもされやすいですが、人を信じていない警戒心の強さから少し近寄り難さも感じさせます。でも、受け身で押しに弱いところがあるため、相手の勢いのままに好きでもない人と付き合ったり、案外遊び人などに騙されてしまうことも。また、恋愛にハマると浮気に走りやすいので要注意です。自分で何でもやる人なので、結婚生活では、家事と仕事を両立させるしっかり者の妻、母親になれるでしょう。夫への配慮を忘れなければ家庭は安定しやすいです。タイプは、真面目で誠実な人や、頭の良い人を好むようです。

男性の場合は、冷静な反面、恋に夢中になりやすい人が多いです。気配り上手で、相手の求めていることをサッとしてあげられる人なので、異性からは好意をもたれることが多いです。でも、誰にでも親切にするような人なのでそれが相手を誤解させることもあります。基本的には冷静で警戒心は強いのですが、一方で子供のようなところもあり、意外と恋に夢中になることも。なので、浮気には注意が必要です。結婚生活では、家庭を大切にする良き夫、父親になりやすいです。タイプは、自分を支えてくれるしっかり者な人や、その場を和ませる明るい人を好むようです。

日干支が「癸卯」の適職

周りの空気や状況を読む能力に長けた「癸卯」は、人の気持ちを繊細に察することができるゆえに、人と共同で何かを行うような仕事よりも、一人でマイペースに働けるような仕事のほうが本来は合っています。しかし、その人当たりの良さや人への細かな気遣いに優れたものがあるため、「癸卯」は、一人で働ける専門的な仕事と社交性を活かせる仕事が適職になります。何でも自分でこなせる器用さと、興味があるものへの学習意欲が強いため、料理に関心が向かえば料理関係の仕事、設計や建築に関心が向かえば建築関係の仕事、というように自分の興味のもてる専門分野で能力を発揮しやすいです。温和で優しい「癸卯」は、持ち前の愛嬌と瞬時に物事を理解できる頭の良さがあるため、タレントや営業職等の仕事でも活躍できます。

「癸卯」は、“几帳面で繊細な感性に優れる”のも特徴です。責任感が強い「癸卯」は、与えられた仕事は丁寧に仕上げられる几帳面な性格で、多くの仕事を任されたとしても要領よくこなしていけます。そのため、コツコツと働く仕事ぶりが職場では重宝されやすく、司法書士などの仕事にも向いています。また「癸卯」は、表現力のある「食神」または「傷官」をもつことから、繊細な感性も備えていて、アートやデザインなどの芸術関係の仕事にも適性があります。美容師や服飾関係などの仕事もいいでしょう。

逆に、「癸卯」に向いていないのは、チームプレーが求められるような仕事だといえます。人に頼ることがなく、何でも自分でできる器用な「癸卯」は、人に任せるというのが苦手です。自分でやったほうが早いですし、そもそも人の事を信じてないので、誰かに合わせて共同作業をするというような仕事はストレスを感じます。のんびりとした日常を好む「癸卯」は、野心や向上心というのに欠けており、急な変化なども嫌いなので、政治家等の仕事は合わないでしょう。でも「癸卯」は、目上からの引き立てを受けやすいため、積極性をもったり、人のために行動できるようにすると飛躍する人生を送ることもできます。