【日干支】「丙辰」の性格・特徴・恋愛・適職・有名人など【六十干支】【四柱推命】

春の太陽

六十干支のひとつ「丙辰」について解説していきます。

「丙辰」
日干支が「丙辰」の性格・特徴
日干支が「丙辰」の恋愛・結婚
日干支が「丙辰」の適職
日干支が「丙辰」の有名人

「丙辰」

山を照らす朝日

読み方	ひのえたつ、へいかのたつ
干支番号	５３
天干	丙(=太陽、大火)
地支	辰(=春の終わり、湿った土)
象徴	春の太陽、山を照らす朝日など
十二運	冠帯
空亡	子丑
納音	沙中土
異常干支(算命学)	－
三業干支(算命学)	不信の業
その他	日徳

日干支が「丙辰」の性格・特徴

「丙辰」の性格・特徴をわかりやすくまとめると…

point

いつまでも若々しい太陽のような存在感
高い集中力をもつ反面、飽きっぽい
よくもわるくもストレート
近寄りがたそうに見えて面倒見はいい
孤独になりやすい

いつまでも若々しい太陽のような存在感

地上を照らす太陽を表す「丙」と、春の終わりや山などを意味する「辰」。その要素を併せもった「丙辰」は、“春の太陽”に例えられ、いつまでも若々しい太陽のような存在感が特徴になります。

春の陽気が一段と活気づく勢いのある太陽なので、「丙辰」の人は、“太陽のような明るくて強い存在感”をもった目立つ人が多いです。ウソのつけない明朗快活な性格で、その場にいるだけで周りを明るくさせるでしょう。元々は内気で人見知りなところもありますが、その反面、目立つことや特別な存在に見られるようなことも好きで、目標が定まると周りを圧倒するような集中力を発揮します。自分の意志を曲げない一本気な性格で、ストイックなまでに自分を追い込みます。誰かに評価されたいというよりは自分が納得するかが重要で、そのストイックな努力と勢いのある行動力によって、自分の理想を完成させていきます。時代を先取りできるセンスの良さや美意識の高さ、それにいつまでも夢を忘れない向上心をもつので、年を重ねても若々しいです。

高い集中力をもつ反面、飽きっぽい

高い集中力とストイックな努力によって、自分の高い理想を追求していく「丙辰」は、頭の回転の速さと鋭い感受性を併せもった“天才肌な人”です。その時の閃きで行動に移し、短期集中で素早く何事も器用にこなしていきます。特に、センスの良さを活かせるクリエイティブな分野で才能を発揮しやすいです。

ただ「丙辰」は、熱しやすくて冷めやすい“気分に波があるタイプ”で、継続力や粘り強さには欠けます。なのでストイックに物事に取り組む反面、気が乗らないと途中で面倒臭くなって飽きてしまうことも。長期間コツコツと地道に努力していくようなやり方が向いておらず、無駄に時間を取るような事を嫌います。

よくもわるくもストレート

太陽のように明るくて素直な「丙辰」は、隠し事ができないサバサバした性格で、何事にもストレートな面が表れます。穏やかそうな雰囲気でも、内面では好き嫌いがハッキリしており、自分では隠しているつもりでも好き嫌いが顔や態度に出やすいです。

その時々の感情が顔に出るため、実に表情豊かな人で、機嫌が良いときはいいのですが、イライラしているときは周りが驚くほど荒々しくなることがあります。周りの人とぶつかって言い合いになることも珍しくなく、思ってる以上にキツイ言い方をしていることがあるので、発言には気を付けたほうがいいでしょう。でも「丙辰」は、自分の短所は改めようとする素直さがあり、その潔さが人に好かれます。

近寄りがたそうに見えて面倒見はいい

「丙辰」は、好き嫌いが顔に出やすいサバサバした性格にくわえて、自分の意志を曲げない頑固さがあるため、どことなく“威圧感を与えやすい”です。人当たりはいいものの、元々が愛想よくできない人なので、そういったところからも近寄りがたいイメージをもたれやすいです。

でも、本当は公平に地上を照らす太陽のような優しさをもっており、正義感も強いです。人見知りが激しいので、最初はなかなか打ち解けることができませんが、心を開けば親切で面倒見が良く、意外と茶目っ気もあるので、職場などでは“ムードメーカー的存在”になることもあります。

孤独になりやすい

「丙辰」は、三業干支の「不信の業」に該当する干支で、“人から裏切られやすい業”をもつといわれています。いくつになっても自分の理想に向かってまっすぐに突き進んでいく「丙辰」は、怒られる事や面倒臭い事が嫌いで、時々お調子者な一面も出てくる“子供のような純真さ”をもっています。近寄りがたい雰囲気でありながら、その純真さと真面目で情に脆いところがあるため、人の好意を疑わず騙されてしまうことが少なくありません。特に信頼していた人や、人生の大事な時に裏切られやすいといわれています。

そのような裏切りを経験しやすいためか、「丙辰」は人に不信感を抱くようになることも少なくありません。なので社交的に見えても意外と心の中は孤独で、本当は繊細で心配性なところがありますが、悩みを人に打ち明けることがなく、一人で自問自答しながら行動に移していくようになります。でも「不信の業」には、人に裏切られるたびに運が上昇するという特殊な運があり、それにくわえて「丙辰」には厳しい環境にも耐えられる強い忍耐力と、勢いのある前向きなエネルギーが溢れているので、葛藤を抱えながらも成功を掴むことが多いです。ただ、自分が人を裏切った場合は運が落ちるため要注意です。「丙辰」は、自分のやりたいように進んでいくなかで、ドライに物事を判断することがあるため、自分を支えてくれる人への誠実さは忘れないようにしたほうがいいでしょう。根は優しい人なので、人のためになるような事をしていくと幸運に繋がっていきます。

日干支が「丙辰」の恋愛・結婚

一本気な性格で美意識が高い「丙辰」は、ストイックなほどに自分の美に磨きを掛けていることも少なくないため、モテる人が多いでしょう。それに太陽のように明るい無邪気なキャラクターだったり、近寄りがたい雰囲気に見えて実は人当たりが柔らかく、面倒見も良かったりするので、そのギャップでモテるということも。直感でピンと来て自分から行動に移すこともありますが、飽きっぽくて刺激的な恋愛を求めるところも。でもその反面、真面目なところもあるのが特徴です。束縛されるのが嫌いな自由な人ですが、恋愛でも結婚生活でも自分が主導権を握っていたいタイプなので、そういった面を受け入れてくれる人だと良い関係を築けるでしょう。

女性の場合は、しっかり者に見えるおっちょこちょいな人が多いです。人当たりはいいものの、サバサバした真面目な性格からどこか近寄りがたく、気が強いしっかり者に見えます。でも本当は意外と抜けていて、その明るい無邪気なキャラクターが異性にモテます。刺激的な恋愛を夢見て、恋愛にのめり込むこともありますが、根が真面目なので遊び人のような人とは合わないでしょう。独占欲の強さから相手に無言の圧を感じさせますが、結婚生活では主導権を握り、家事も育児もキッチリとこなします。タイプは、自分を受け入れてくれる包容力のある人や、周りを笑わせるような面白い人を好むようです。

男性の場合は、ツンとした雰囲気をもつ個性的な人が多いです。繊細で美意識が高い少々ナルシスト的なところのある人で、人見知りの激しさからツンとした印象を周りに与えます。でも本当は優しくて面倒見も良く、それに仕事もできる人なのでモテることが多いです。自分の直感のままにアプローチしていきますが、女性の場合と同様、真面目なところがあるので遊び慣れているような人は苦手です。束縛されるのが嫌いな個性的な人なので、結婚にあまり執着していませんが、見守りつつリードしてくれる人が相手であれば結婚生活は上手く行きやすいです。タイプは、自分の美的センスを刺激する容姿の美しい人や、おしとやかな人を好むようです。

日干支が「丙辰」の適職

頭の回転の速さと鋭い感受性を併せもった「丙辰」は、長期間コツコツと地道に努力していくというよりも、その時の閃きで素早く器用にこなしていく“天才肌”タイプです。なので「丙辰」は、その閃きを活かせるような仕事が適職です。目標が定まると周りを圧倒させるほどの集中力を発揮する「丙辰」は、いくつになっても夢を忘れない高い向上心と若々しい心の持ち主で、時代を先取りできるセンスに恵まれます。そのため、まだ開発が進んでいない分野を研究したり、センスの良さを活かせるクリエイティブな仕事に向いています。芸術関係の仕事や、作家のような仕事でも才能を発揮しやすいでしょう。流行や情報にも敏感なので、ファッション関係やマスコミのような仕事などもいいです。

「丙辰」は、“太陽のような存在感と面倒見の良さ”も特徴です。元々は内気で人見知りなところはありますが、その場を明るくさせる太陽のような存在感と目立つことが好きなところもあるので、常に人前に立つことが多い芸能人に向いています。面倒見の良い優しい人なので、医療や福祉関係の仕事に向いており、その人に合った食事のサポートをする管理栄養士のような仕事でも能力を発揮できます。自由に働ける環境でムードメーカーな一面が出せれば、組織で働くような仕事でも円満な関係を築くことができるでしょう。

逆に、「丙辰」に向いていないのは、人から指図されるような仕事だといえます。自分のやりたいように突き進むことで良さが出てくる「丙辰」は、人にアレコレ言われたり、自由が許されないような環境では、持ち前の才能や個性が活かされにくいです。意外と繊細で気にしやすいところもあるため、それが成長の妨げになることも。思っていることも顔に出やすいので、接客業のような仕事は向いていないでしょう。ただ、自分のやりたいように突き進むといっても、人のため、世の中のためになることに取り組むことが「丙辰」が成功する鍵です。それを忘れずに一心に努力していければ、もって生まれた強運を活かして“カリスマ的な存在”として成功を掴む可能性があります。