【日干支】「壬子」の性格・特徴・恋愛・適職・有名人など【六十干支】【四柱推命】

真冬の大海

六十干支のひとつ「壬子」について解説していきます。

「壬子」
日干支が「壬子」の性格・特徴
日干支が「壬子」の恋愛・結婚
日干支が「壬子」の適職
日干支が「壬子」の有名人

「壬子」

荒れる嵐の大海

読み方	みずのえね、じんすいのねずみ
干支番号	４９
天干	壬(=海、大河)
地支	子(=真冬、水)
象徴	真冬の大海、嵐の大海など
十二運	帝旺
空亡	寅卯
納音	桑拓木
異常干支(算命学)	－
三業干支(算命学)	不子の業
その他	専旺干支、日刃

日干支が「壬子」の性格・特徴

「壬子」の性格・特徴をわかりやすくまとめると…

point

ゆったり感のあるサバサバした楽天家
人を惹き付ける賢い世渡り上手
意外と抜けてる
頼まれると断れない親分肌
気分も人生も波が激しい

ゆったり感のあるサバサバした楽天家

知性の象徴で、海や湖などの大きな水の集まりを表す「壬」と、真冬や陽の水性などを意味する「子」。その要素を併せもった「壬子」は、“真冬の大海”に例えられ、ゆったり感のあるサバサバした楽天家になるのが特徴になります。

「壬子」は、天干と地支がどちらも同一五行の、水のエネルギーがとても強力な干支です。そのため、水の特徴が強く表され、全てを包み込む大きな海のようなおおらかな雰囲気をもち、ゆったりとした優しそうなイメージを周りに与えます。しかし、強調される「壬」は、ソフトな見た目とは裏腹にとても負けず嫌いな自由奔放な性格であり、十二運にもトップの星である「帝旺」をもつことから、自分の意見を曲げたり、人に媚びたりするのは大嫌いです。なので「壬子」の人は、見た目が大人しそうでも結構好き嫌いがハッキリしていて、細かい事をあまり気にしないサバサバした性格になります。パワフルな行動力に溢れ、何か失敗するような事があってもすぐに次に切り替えていける楽天家です。

人を惹き付ける賢い世渡り上手

ゆったりとした包容力を感じさせながらもいつもパワフルで前向きな「壬子」は、人にあまり物怖じすることがないサバサバした性格で、自ら積極的に人と関わっていこうとする“社交家”です。優しいうえに人を安心、元気にさせるような明るくて爽やかな魅力があり、男女問わず関わった人々を惹き付けます。水は色気にも通じるため、モテる人が多いでしょう。

でも水は知性も意味するので、「壬子」は“頭の良い理性的な人”でもあり、感情よりも頭で考える計算高いところがあります。合理的で現実的な考え方をしていて、周りの人や物事を冷静かつ客観的に眺めています。優れた観察力にくわえて、自分が置かれている状況を察知できる直感力もあるので、上手いこと世の中を渡っていけるでしょう。

意外と抜けてる

常に確実な道を選択していける世渡り上手で賢い「壬子」ですが、実は“意外と抜けてる”ところもあります。「壬子」は、理性的で計算高い反面、刺激を求める自由気ままなところや、短気でせっかちなところがあります。

そのため、行動がスピーディーで衝動的になりやすく、待つことが苦手だったり、うっかりミスや忘れ物をしてしまうことが少なくありません。また、頭の良さからなかなか心の中を見せない人のように思われやすいですが、「壬子」は案外思っていることが顔に出やすい“ウソのつけない人”です。

頼まれると断れない親分肌

「壬子」は、好き嫌いがハッキリしているうえに、大雑把でウソのつけないところがあるので、ストレートな発言で誤解されることがあります。ですが、本当は世話好きで優しく、頼まれると断れない“親分肌な人”です。

内心面倒臭い、と思うような事でも頼られると断れず、相手のために行動します。包容力のある存在感にくわえて周りをまとめるのも上手いので、多くの人から慕われたり、頼りにされやすいです。ただ、心を許した相手には特に尽くすので、騙されないよう注意が必要です。

気分も人生も波が激しい

常に流れる性質をもつ水のエネルギーが強力な「壬子」は、おっとりとした安定感のある見た目とは違い、じっとしていることや束縛されることが嫌いな“自由奔放な人”です。負けず嫌いな自信家でもあるので、一度やると決めたものにはがむしゃらに突き進んで努力する勢いがあり、自由を求めて故郷から飛び出していくような人です。ただ、それだけ刺激を求めているということで、「壬子」は世渡り上手な反面、人生の波が激しくなる傾向にあります。

「壬子」は、嵐の大海にも例えられるように、そのスケールはとても大きく、よくもわるくも周りを巻き込むことが多いです。せっかちで自由気ままなうえに頑固なので、周りを振り回したり、周りの忠告を聞かずに突き進んでトラブルを起こしたりしやすいです。既成概念に縛られない部分が強く出ると、秩序を乱すような行動にも走りかねないため注意が必要でしょう。ですが、一方で「壬子」は感情よりも頭で考える合理的な人でもあり、無駄を嫌う完璧主義者です。パワフルに突き進む「壬子」は、何事も完璧にやり切ろうとしてしまうため、その場合はもう少し肩の力を抜くようにできるといいでしょう。また、十二運の「帝旺」は、トップを表すだけに常に心の中に孤独感と不安を抱えており、自信家なようで自信が無いところがあります。そのため、あまり将来のことは考え過ぎず、元々の楽天家な部分を意識できるといいでしょう。

日干支が「壬子」の恋愛・結婚

「壬子」は、包容力のある優しさと、積極的に人と関わっていこうとする社交性を併せもつため、男女問わず多くの人から好感をもたれやすいタイプです。明るくて爽やかな魅力と人を惹き付ける色気をもつため、とてもモテるでしょう。「壬子」自身も行動力に溢れた人なので、異性と接触する機会が多く、意外と恋愛に積極的な肉食系の人も少なくありません。束縛されるのが嫌いで刺激を求めているところもあるため、干渉し合うような関係だと冷めてしまい、交際が長続きしにくい傾向もあります。自由奔放な部分を理解してくれる相手であれば、恋愛でも結婚でも上手く行きやすいでしょう。ただ、孤独感と不安感を抱いている人なので、本当は安心できる人を求めています。

女性の場合は、清純風のサバサバした人が多いです。爽やかな色気と母性的な包容力がありながらサバサバとした明るさがあり、様々な男性からアプローチされます。でも、不安感からなかなか相手の気持ちを受け入れられないことも。ただ、頑固で騙されやすいところがあるため、時に周りが引き止めるような相手でも信じて突っ走してしまい、結果的に苦い経験をすることがあります。結婚生活では、元々の明るい楽天家な面を忘れなければ、楽しい家庭を築けるでしょう。結婚後も仕事も続けたほうが良いタイプです。タイプは、安心感のある人や尊敬できる人を好むようです。

男性の場合は、恋愛経験豊富な芸術家タイプが多いです。やや気難しい印象ですが、一方で世話好きで優しいところもあるため、そのクールさと優しさのギャップでモテます。魅力的で駆け引き上手なうえに、自由奔放なので恋愛経験は豊富になりやすいです。ただ、意外と抜けてるので、たまに浮気がバレて問題になることも。結婚は、理解してくれる相手であれば、明るくて楽しい家庭を築けるでしょう。タイプは、安心感のある人や色々な気付きを与えてくれるような人を好むようです。

「壬子」は、三業干支の「不子の業」に該当し、男女共に“子供との縁が薄い業”をもつとされています。そのため子供が授かりにくかったり、早くに離れたりなど子供に関する悩みを抱えやすいです。また、子供が思い通りにならない事もあれば、子供に依存して過保護になるケースも。ただ、密着しない親子関係であれば、凶意はやわらぐとされています。

日干支が「壬子」の適職

賢くて感受性も豊かな「壬子」は、人をまとめるリーダーシップや人を惹き付ける社交性にも優れていて、様々な才能に恵まれています。それに、やると決めたら一直線に突き進んで努力する勢いのある人なので、「壬子」は自分がやりたいと思える仕事が適職です。合理的で複数の作業を同時に行える「壬子」は、器用なうえに作業をこなすのがとても速く、IT関係やエンジニア、弁護士といった技術力や知性が必要とされるような仕事にはほとんど向いています。理性的で、冷静に周りを見ている観察力もあるので、何かを管理するような仕事や、全体を見渡して指示を出すような仕事でも能力を発揮できるでしょう。

「壬子」は、人を惹き付ける“コミュニケーション能力の高さ”も特徴です。明るくて爽やかな安心感と、積極的に人と関わっていこうとする高い社交性をもつので、人と打ち解けるのが上手く、営業職やサービス業などに向いています。色気のある魅力的な人なので、俳優やタレントとしても活躍できますし、計算高いところもあるので水商売にも適性があります。感受性の豊かさを活かせば、音楽関係の仕事やデザイン関係の仕事などでも活躍できるでしょう。また、とても負けず嫌いなパワフルな人なので、スポーツ選手にも向いています。

逆に、「壬子」に向いていないのは、安定感のある仕事だといえるでしょう。「壬子」は、ゆったりとした見た目とは違い、自由や刺激を求めているところがあり、同じ作業の繰り返しや何の刺激もない安定した仕事では飽きてしまいます。真面目な反面、せっかちで衝動的なので意外とうっかりミスをしやすく、宅配のような仕事はあまり向いていません。ただ「壬子」は、たしかな実力と“強運の持ち主”なので、謙虚さを忘れずに自分がやりたいと思えるものに一心に努力していけば、一代で大きな成功を収めることもできます。