【日干支】「戊午」の性格・特徴・恋愛・適職・有名人など【六十干支】【四柱推命】

真夏の山

六十干支のひとつ「戊午」について解説していきます。

「戊午」
日干支が「戊午」の性格・特徴
日干支が「戊午」の恋愛・結婚
日干支が「戊午」の適職
日干支が「戊午」の有名人

「戊午」

読み方	つちのえうま、ぼどのうま
干支番号	５５
天干	戊(=山、山岳)
地支	午(=真夏、火)
象徴	真夏の山、火山など
十二運	帝旺
空亡	子丑
納音	天上火
異常干支(算命学)	－
三業干支(算命学)	－
その他	日刃

日干支が「戊午」の性格・特徴

「戊午」の性格・特徴をわかりやすくまとめると…

point

落ち着きのあるリーダータイプ
知的で論理的
土壇場になると燃える野心家
ギャップが激しい個性派
教養の有無で人生が変わる

落ち着きのあるリーダータイプ

どっしりとそびえ立つ不動の山を表す「戊」と、強い火や真夏の季節を意味する「午」。その要素を併せもった「戊午」は、“真夏の山”に例えられ、落ち着きのあるリーダータイプになるのが特徴になります。

緑が豊かに生い茂る夏の山には、レジャー目的や涼を求めるなどして多くの人や生き物が訪れます。「戊午」の人にも、その山のような包容力と安心感があり、優しくて面倒見の良い人が多いです。知的で落ち着いた雰囲気なので、大人しい印象をもたれることもありますが、根は明るくサービス精神旺盛で、その気になれば誰とでも仲良くなれるような高い社交性をもっています。人の気持ちを読むことが得意なので、手土産を忘れないなど何かと機転も利きます。真面目なので、上下関係や礼儀には厳しいですが、口ではうるさく言っていても面倒は見てくれる親分肌です。その情の厚さにくわえて、言いたい事はハッキリと口にする堂々とした態度や、何でもテキパキとこなす頼りになる人なので、「戊午」はリーダーを任されることが多いです。

知的で論理的

「戊午」は、天干が土で地支が火で、火は土から見ると知性を表す「印星」になります。それに暑さが厳しい真夏の山には、水が必要なので、知性や教養を身に付ける必要があるということでもあります。そのため「戊午」は、頭の回転が速い知的な人が多くなる傾向にあり、明るくて社交的な反面、物事は冷静に見ています。

疑問に感じることがあれば、何故これがこういう結果になるのか、とその根拠を追究するところがあったり、話し方も論理的なので説得力もあります。情に厚い一方で、去る者は追わず来るものは拒まず、といった淡々としたところがあるため、子供の頃からどこか大人びています。“損得に敏感”なので、メリットがあったり、自分より上だと思った相手には従順になることも。

土壇場になると燃える野心家

常に冷静で淡々とした雰囲気をもつ「戊午」は、どちらかというと大人しい印象をもたれやすいです。しかし、「戊午」が火山にも象徴されるように、表面がどっしりと落ち着いても、その内面には今にもふき出しそうなほどの熱いマグマが煮えたぎっています。

なので、冷静で現実的なところがある反面、理想に向かって突っ走るような熱血なところもあり、やると決めた事には全力で取り組みます。負けず嫌いな頑張り屋で、“物凄いパワーを秘めた人”なので、困難な状況や土壇場になると火事場の馬鹿力的な力を発揮してその状況を突破していきます。また、意外と短気なので、周りに怖がられることもあるでしょう。

ギャップが激しい個性派

「戊午」は、物静かで大人しい人かと思えば明るくて社交的だったり、冷静沈着で現実的な人かと思えば負けず嫌いな野心家だったりと、あらゆる面で二面性が感じられ、“ギャップが激しい”です。

表面的には落ち着きのある寛大な人ですが、内面は山の天気のように変わりやすく、気分に波があります。考え方が大胆で個性的で、それが時に変わり者のように思われる場合もありますが、「戊午」には特殊な能力が備わっているといわれており、その能力で成功を収める人も少なくありません。

教養の有無で人生が変わる

「戊午」は、「丙午」「壬子」と同じく、十二運に最もエネルギー値が高い「帝旺」と、特殊星の「羊刃」を併せもった“非常に強力なエネルギーを秘めた干支”です。「戊午」の場合は、さらに天干が地支に生じられている(火生土)ので、困難な状況や最悪な事態に陥ったとしても救いの手が現れるという、“強運の持ち主”です。ただ、強すぎるエネルギーをもつというのは、周りに迷惑を掛けることにもなりかねない、ということでもあり、「戊午」の人は様々な知識を学んだり、教養を身に付けているか、いないかで人格も運勢も変わります。

知識や教養が身に付いていないと、自我の強さや欲望の強さが悪い方向に出やすく、自信家で強引な態度が孤立を招いたり、欲にかられて浪費癖として表れることもあります。特に若いうちは、親や周囲の人に反発して迷惑を掛けることも。「戊午」は、金銭などの物質的なものにとらわれると、それに振り回されてトラブルになるので要注意です。大器晩成型なので、若いうちはなかなか思うようにいかず、そこで夢を諦めてしまうこともありますが、努力していければ、苦労を重ねるごとに経験や教養が培われて才能を開花させることができます。「戊午」は、パワフルな反面、実は考え過ぎるぐらい心配性な一面もあるので、ポジティブ思考を心掛けて、損得よりも自分がやりたいと思えるものにチャレンジしていくといいでしょう。

日干支が「戊午」の恋愛・結婚

「戊午」は、誰とでも仲良くなれるような明るくて社交的な人なので、男女共にモテる人が多いです。「戊午」自身も大胆な行動に出ることがありますが、一方でしつこくアタックしてくるような人が嫌いな面倒臭がり屋でもあり、恋愛自体が面倒臭く感じていることも。でも優しくて面倒見の良い人なので、交際に至れば尽くし過ぎるぐらい献身的に尽くします。リーダー気質の人なので、自分を頼ってくるような年下と相性がいいでしょう。ただ、性格的にも運勢的にも強すぎるため、あまり結婚には向いていません。

女性の場合は、淡々とした雰囲気をもった才女が多いです。誰にも物怖じしない知的で淡々とした雰囲気があり、真面目で頭の良い人が多いです。遊び人のような人が嫌いな潔癖さがあり、そのような相手にはクールになることも。でも自分よりも強いと思える相手には弱く、良くない相手だと理解していても引き込まれることが。世話好きで尽くしてしまうので、依存には注意が必要です。結婚はあまり向いていませんが、この強すぎるエネルギーと気性に逆らわず、耐えられる相手であれば上手く行く可能性も。また、結婚しても仕事は続けたほうがいいです。タイプは、何にも物怖じしない強い人や男らしい人を好むようです。

男性の場合は、パワフルな自由人が多いです。体力も精力も旺盛なとてもパワフルな人で、同じ場所でじっとしていることがありません。好意をもった相手には大胆なアプローチをしたりもしますが、相手が構ってほしそうにすると面倒臭くなって、疎遠になることも。欲望が強いので、中には金銭や恋愛でのトラブルを起こす人もいます。女性の場合と同様、結婚にあまり向いていませんが、気性の激しさや暴走しがちなところを受け止められる強い相手であれば上手く行く可能性もあります。タイプは、自立した芯の強い人や自分を尊敬してくれる人を好むようです。

日干支が「戊午」の適職

明るくてサービス精神旺盛な「戊午」は、誰とでも仲良くなれるような高い社交性と、優しくて面倒見のいいリーダーシップをもつため、その社交性とリーダーシップを活かせるような仕事が適職です。人当たりの良さと同時に常に周りを冷静に見ている「戊午」は、人の気持ちを読むことが得意な何かと機転の利く人で、サービス業のような仕事ではその頭の回転の速さを活かせます。真面目な努力家で責任感も強いので、礼儀などには厳しいですが、教師やトレーナーのような人を指導するような仕事に向いています。医療関係の仕事や、人をプロデュースするような仕事もいいでしょう。

「戊午」は、“論理的な思考と負けず嫌いな熱血”な部分をもつのも特徴です。疑問に感じることがあると、その根拠を徹底的に追究する「戊午」は、何かを研究するような仕事に向いており、話し方も知的で論理的なので説得力もあります。言いたい事はハッキリと物怖じせず口にする堂々とした人なので、弁護士や検事のような仕事でも活躍できるでしょう。落ち着きのある雰囲気とは裏腹に、内面には燃えるような闘志もあるので、スポーツ選手にも向いています。また、特殊な能力が備わっているといわれる「戊午」は、考え方が大胆で個性的な人が多く、芸能人や自分の技術を活かせるような仕事で活躍する人も多いです。

逆に、「戊午」に向いていないのは、緻密さが求められるような仕事だといえるでしょう。知的で落ち着きのある「戊午」ですが、一方で考える前に突っ走るような大胆さが実はあり、詰めが甘いところがあります。そのため、機転は良いけどその中身にミスがあったりするので、書類やスケジュールを管理するような仕事は向いていないでしょう。「戊午」は、ここでいいと途中で諦めると平凡で終わってしまいますが、経験や年齢を重ねるほどに強運を発揮できる“大器晩成の人”です。与えられた仕事は全力でやり切ろうとする頑張り屋なので、自分の事も大切にしつつ、やりたい事にチャレンジし続けていくと才能を開花させることができるでしょう。