タイトルの通り、「ドラえもん」に出てくるキャラクターを四柱推命の「通変星」にあてはめてみました。
尚、実際の生年月日でなく、イメージと独断で決めているのでその点はご了承ください。また、大山のぶ代さんが吹き替えしていた時代の「ドラえもん」を想定しています。
ドラえもん
「偏財」といえば、世話好きで優しいところが特徴。ドラえもんも元々世話型ロボットで、わざわざ未来からやってきてのび太のお世話をしています。口では「ダメーッ!」と言いつつ、何だかんだでのび太に甘く、イタズラされかねない道具を貸してしまったり、ときにはお母さんみたいにのび太を見守る愛情深さもあります。また、落ち着きがないのも「偏財」らしさですが、ドラえもんも苦手なネズミが現れた際の慌てようは凄いものがあります。
他に「偏財」は、明るくて社交性があるのも特徴です。ドラえもんもいつも笑顔で明るく、記憶している限り人見知りするところは見たことがありません。ただ、「偏財」は欲に弱く、異性問題も起こしがち。ドラえもんもネコのミイちゃんにはからっきし弱いので、注意したほうがいいかもしれません。また、「偏財」は、財が入りやすくて流れやすい星。ドラえもんも節約している描写がたまに見られるけれど、不思議とどら焼きや漫画本を買って楽しんでいるようなので、不自由しないぐらいには金運がいいのかもしれません。
のび太
「食神」は、楽観的でのんびりとしたおおらかさが特徴。よくもわるくも子供っぽい、素直な男の子のイメージです。ただ、おおらかすぎて、粘り強さにも欠けるため、怠け者に見られることが多いです。のび太もおっとりした性格で、苦手な勉強やスポーツに真面目に取り組む様子があまり見られないので、怠け者のイメージがあります。でも「食神」は、案外冷静な観察眼をもっており、のび太もたまにドラえもんの隙をついて、ひみつ道具をイタズラに使ってしまう、ある意味冷静に観察している面があります。
また、「食神」は食べるのも寝るのも、楽しいことも大好きな星。のび太も寝るのが大好きで、寝床について一分もしないうちに寝てしまうようです。「食神」は穏やかで優しい性格なのも特徴ですが、のび太も人にも動物にも植物にも優しい性格です。それに「食神」は争い事は苦手で、自己主張もつよくありません。のび太もジャイアンに強く言えずに、よくケンカに巻き込まれて泣いていることが多々あります。「食神」は少々依頼心がつよい部分があるので、ときに自らを戒める自制心が必要があるとされていますが、のび太には注意してくれるドラえもんやしずかちゃんたちが居てくれるので、その点は大丈夫でしょう。
しずかちゃん
「正財」は、几帳面で真面目な性格。控えめながらも責任感がつよく、規則やルールに則った生き方をするとされています。しずかちゃんも宿題や塾をサボっている様子がなく、きちんとした真面目な生活を送っているように見られます。「正財」は、経済観念に優れ、コツコツ貯蓄する節約家でもあるので、しずかちゃんもあまり無駄遣いをしないタイプかもしれません。
「正財」は、家庭的で家族に対する愛情も深く、安心感を与えるので、“お嫁さんにしたい星”なんて言われることもあります。また、隠れファンが多いのも特徴。しずかちゃんも優しくて親しみやすい雰囲気があり、よくお菓子作りをしている家庭的な面があります。それに、のび太以外に好意を寄せられている可能性も高そうです。「食神(のび太)」とは、一見真逆で合わなさそうですが、「正財(しずかちゃん)」が「食神(のび太)」のぬけている部分をしっかりフォローするので、相性はいいです。「正財(しずかちゃん)」からしても、落ち込んだ際には「食神(のび太)」の楽観性に救われます。ただ、「正財」は忍耐強くて溜め込む性質があり、もし怒らせると口を利いてくれなくなる可能性も。しずかちゃんも怒らせないよう気を付けたほうがいいかも。
ジャイアン
「偏印」は、好奇心旺盛で自由奔放なところが特徴。面白そうな事や新しい事などが大好きです。ジャイアンも常に「なーんか面白いことはないのかー」と、呟いてたりするので、刺激的な事柄は好きそうです。ただ、「偏印」は気分屋で、熱しやすくて冷めやすい飽きっぽさも特徴。そのためジャイアンも、のび太やスネ夫などの漫画やラジコンを奪って楽しんでいても、すぐにほっぽってしまいます。
また、「偏印」は知性に優れる星。ジャイアンといえば、のび太をいじめる乱暴者のイメージが先行されがちですが、実は知恵が回る一面をもちます。のび太がドラえもんのひみつ道具でイタズラした際には、いち早く気付いたり、裏をかいて奪い取ることさえあります。そして「偏印」には、破壊衝動があり、悩みやすくて不安定なところもあります。ジャイアンも、ワケもなく殴りたいからというだけの理由で、のび太を殴ることが多いです。自分のことをノイローゼだと言っている話もあるので、実は情緒不安定なのかもしれません。でも「偏印」は、心を許した人には優しさを見せるので、ジャイアンも妹のジャイ子には心を許していそうです。それに「偏印」には芸能や演出などの意味があるので、歌声はともかくとして、ジャイアンは歌手に憧れているのかもしれないです。
スネ夫
「印綬」は、知的で冷静沈着なところが特徴。頭のいい人が多く、専門的な知識が豊富です。そのためスネ夫も、のび太やジャイアンよりは成績優秀なほうかもしれません。それに「印綬」は目上からの評判がよく、援助もされやすい星。スネ夫も先生からのウケは良さそうで、両親にはとても可愛がられています。お金持ちで家も大きく、援助もかなりされていると思われます。
そして「印綬」は、母親との縁が深い星。よくいえば親思いな星ですが、マザコン気味ともいえます。スネ夫もピンチに陥った際には、かなりの確率で「ママー!」と叫ぶ姿が印象的です。また「印綬」は、自身が頭がいいゆえに頭の悪い人を嫌う傾向も。自尊心もつよく、理屈っぽくて口うるさいところがあります。スネ夫ものび太を見下したり、言い負かすような描写が見られ、ナルシストな面があります。でも「印綬」はストレスに弱い繊細な部分もあり、スネ夫も低い身長を気にしていたりする繊細さがあるようです。悪知恵を働かせるイメージがつよいスネ夫ですが、「印綬」は優しい心の持ち主でもあるため、根は悪い子ではないのかも?しれません。
出木杉くん
「正官」は、誠実で品があり、几帳面で生真面目な性格。礼儀正しくて、優等生的な人が多いのが特徴です。出木杉くんも見るからに品があり、学校から帰るとすぐに宿題をきちんとこなすなど、とても真面目です。テストも常に100点を取り、勉強もスポーツも万能、先生からの評価も高い優等生です。「正官」は、目標を決めるとそれに向かってコツコツ努力するところもあります。出木杉くんも、ドラえもんのひみつ道具によって、勉強が苦手になってしまったこともありましたが、それでも努力をして100点を取った努力家です。
「正官」は、責任感や正義感がつよく、ルールに反したことをしないのも特徴。出木杉くんも、のび太やジャイアンたちがズルや不正な行為をしようとすると、厳しく咎めたりするので正義感はつよいです。「正官」は清廉潔白で完璧なイメージをもつがゆえに、プライドはとても高いです。出木杉くんも、登場当初は自信家な発言をみせることもあったようで、カッコ悪いことや下品なことはしたくないタイプかもしれません。「正官」は出世運にも恵まれ、地位や名誉が得られるとされているので、出木杉くんも順調にエリートコースを進んでいけそうです。
まとめ
キャラクターそれぞれの性格を考慮して、各々の通変星を決めていったのですが、なんとなく相剋や相性もしっくりいった感じもあります。「偏印(ジャイアン)」が「食神(のび太)」を攻撃するも、「偏財(ドラえもん)」が助けに入る形とか。「正財(しずかちゃん)」と「正官(出木杉くん)」の理想的な組み合わせに、「食神(のび太)」が嫉妬?することろも…。